季節は確実に秋
残暑が続きますが自然は秋に移行しつつあります。
園内の芝生ではショウリョウバッタを始めとする大型バッタ類が出現し始めています。バッタ採りをするにはいい季節になりましたね。
主にふれあい広場、冒険広場で遭遇することができます。もう少し暑さが落ち着いた頃合いがいいタイミングでしょうか。
広場の樹液は衰え始めましたがまだ出ています。
チャイロスズメバチが今年は優勢なようで、数か所で姿を見ています。
このハチは珍しい種類なのですが、今年になって急に個体数を見るようになりました。たまたまでしょうか?
オオスズメバチは見かける機会が減りましたね。樹液に来ているのはキイロスズメバチが多いです。
季節的にも狂暴になってくる時期なので、広場で遊ぶ場合には帽子や長袖長ズボンなどでしっかりと対策をしましょう。
大変遠い所なのですが、アカボシゴマダラを発見しました。
いまやそこら中で当たり前のように見られるようになりましたが、もともとこの辺では見られなかった蝶です。
よく樹液にやってきているので、この見つけやすい蝶を目印にすると樹液のありかが分かったりします。
外来種ですが赤い模様のある夏型はかっこいいですよね。
ウラギンシジミはまだまだ10月終わりごろまで見られるシジミチョウです。
この時期はクズというマメの仲間のお花周辺でよく見つかります。
♂はオレンジ色♀は黒色をしているなかなかに綺麗な蝶で、よく人の汗を吸いにやってきます。人懐っこいように見えるので可愛いんですよね。
夏の幼虫といえばヤブガラシにつくスズメガの仲間たちです。
3種類ほどこの植物につくのですが、どれもお尻の部分がアンテナのようにとがっている特徴があります。
屋外のスズメガに関しては何度か育ててみたのですが、現状寄生バチなどの寄生率が100%で自然界の厳しさを感じます。
この時期の代表的な幼虫がセスジスズメですね。毎年出会うのが楽しみないい虫です。
毒はないので幼虫にチャレンジしたい人にはとてもおすすめの1種です。
この時期は暑いので丁寧に見ていかないと虫には出会えませんが、地味ながらも魅力的な虫たちが多いです。ぜひ足元の自然を観察してみてください。