あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

目立つ大型の白い花 コブシ

あいかわ公園のふれあい広場では春を代表する大型の白い花をつけるコブシが咲いています。
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コブシと聞くと多くの方が拳を連想するのではないでしょうか。実際にコブシの名前の由来は実が凸凹しており握りこぶしを作ったときの様に似ているからというものがあります。
コブシに限ったことではないのですが、コブシのお友達たちが含まれるモクレン科には非常に大きな花たちをつけるものが多いです。花の季節には写真を載せたいと思いますが、トチ餅で有名なトチノキや身近な花ではナンバーワンの大きさを持つホオノキなどが有名です。実はあいかわ公園ではどちらの木も見ることができますのでびっくりするほど巨大な花を見に来るのもおススメです。
冬芽の季節はいよいよ終わりを告げますがここでは1つコブシの不思議をお伝えします。
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コブシの冬芽はふわふわの綿毛のようなものに包まれているのですが、大きさを比べてみてください。
先端の1つとそれ以外の場所では大きさが違いますね。実はこれは冬芽が開きそうで膨らんでいるというわけではないのです。

皆様が目にする植物で、一番目立つ部分はどこだと思いますか? 恐らく多くの方が鮮やかな色合いの花もしくは植物全体を表す葉をイメージするのではないかと思います。
枝に付く植物のパーツと言えばもちろん葉と花ですよね。コブシではなんと冬芽の時点で花芽普通の冬芽で分かれているのです。
写真で言えば1際大きな冬芽が花を咲かせる芽でそのほかの小さいものは葉を展開する冬芽です。
なかなか不思議なものだと思いませんか?
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ところで、植物には花が先に咲く植物と葉が先に展開する植物があるのをご存じですか?春先の今ならではの楽しみ方でもあります。身近な植物が一体どちらなのか意識して観察してみるとより楽しく自然を満喫できます。
コブシは写真からもご覧の通り花が先に咲くタイプの植物ですね。今の季節ならサクラを見比べてみるのがおススメです。ソメイヨシノは花が先に展開しますが白花のオオシマザクラや濃い赤色のヤマザクラは花と葉を一緒に展開します。 あいかわ公園にもオオシマザクラとソメイヨシノがありますのでこれからの季節はサクラとモクレン科植物を見回るのがおススメです。