日差しは暑いながらも日陰に入ると風はまだ寒い そんな陽気です。あいかわ公園探索にはヤマビルが出ずに助かる気候です。
前回はパークセンターの近くを探検しましたが今回は奥地を目指そうと思います。場所は森のわたり橋より奥のスギ林からさらに奥地へ向かいます。
うっそうとした森の谷を進んでいきましょう。あいかわ公園は非常に広く、このように普通は人が進めない場所も多々あります。もともとは公園が森の中であったこともあり、高尾山の中腹などで見られるような植物が生えていたりします。
少し進みました。人も誰もおらず辺りには動物の痕跡(毛など)が残されています。気持ち空気がひんやりしている気がしてしまいます。
こういった自然に近い場所ではこのようなものが見られます。
身近なタチツボスミレに見た目はそっくりなのですが、これはより山の方で見られるナガバノスミレサイシンです。湿度のある土の上に結構な数生えています。季節的に花は終わりかけなので、葉が多いですね。スミレの葉にしてはものすごく大きいです。
右がナガバノスミレサイシンの葉です。大人の手ぐらいの大きさがあります。巨大な葉は特徴の1つです。
道がゴロゴロした岩だらけになってきました。足をくじかないように注意し、蜘蛛の巣にも引っかからないよう気をつけながら進みます。公園の中とは思えない景色ですね。気分は登山です。
ここの沢は雨の後にだけ水が流れているのですがどうやら上の方はそうでもないようです。常に水があるようであれば水生昆虫やカエルなどが見られるかもしれません。ちなみにアメンボがいました。
圧迫感のある狭い沢を登っていくと、辺りが開けました。土手もあり、湿った場所を好む植物がたくさん生えています。この先はさらに道が狭く、進めなくもないのですがあきらめることにしました。周辺を探してみましょう。
ヤブレガサも非常に大きいです。あとは群落になっています。これだけの大きさで群落になるのもやはり人のこないエリアだからでしょうね。
季節が進んでまた訪れるときに面白い植物に会えるといいなと思う探索でした。
あいかわ公園の自然を紹介する図鑑を作り始めました。スタートしたてのため記事は少ないですが随時更新していきます。
あいかわ公園 山野草図鑑
あいかわ公園 ツツジの図鑑