雨が降る予報の前日であったため、乾燥している今のうちに4月の奥地を踏破することにしました。雨の後はヤマビルが出るのです。足元が気になって気になって仕方ありません(笑)
本日はあいかわ公園でもかなり薄暗いこちらのエリアです。入るところから既に小さな岩場の滝です。
このエリアは入ることができないエリアです。雨が降っていないためかなり歩きやすそうな雰囲気ですが、少し雨が降るだけで転倒の可能性と薄暗さからくるジメジメでヤマビルがたくさん出ることが予測されるエリアです。いやですね。あとものすごく暗いので精神力が試されます。 山側に近いので先日の記事よりも新しい種類が見られるのではとわくわくです。
入口に小型のスミレであるニョイスミレが咲いていました。花茎(かけい)と呼ばれる花をつける茎をにょきっと高く伸ばすのが特徴です。あとは1cmないくらいの小さな花が特徴ですかね。可愛いです。では入っていきましょう。
倒木あり斜面ありで乾燥していても少し恐ろしい場所です。なにより群れるカラスの声が響き渡り、常に監視されているかのようなプレッシャーがあります。
倒れ放題の枝が人の手が入っていないことの証明ですね。
こういったうっそうとした場所を特に好むのが、シダ植物たちです。このような植物です。
この後奥に見える倒木のところまで進み、上に上がれないので戻りました。写真でも圧迫感が伝わると嬉しいです。沢沿いでは目新しいものが見つからず帰りは斜面を歩いてみました。すると1つ面白いものを発見しました。
それがこちらの植物 ナツトウダイです。名前にナツとつきますが春に咲きます。トウダイグサという面白い花をつける植物の仲間です。写真でも花が咲いています。どれが花でしょうか?
まるで三日月のような形をしているものがありますね。あれに目を奪われた方は残念でした。ナツトウダイは雄しべを直接つけるタイプの花なのです。ヒトリシズカと同じですね。下の三日月型の物は腺体(せんたい)と呼び、蜜を出して虫たちを誘うものです。
最後に面白い植物と遭遇出来てラッキーでした。また別の季節に面白い植物と会えると嬉しいですね。
あいかわ公園の自然を紹介する図鑑を作り始めました。スタートしたてのため記事は少ないですが随時更新していきます。
あいかわ公園 山野草図鑑
あいかわ公園 ツツジの図鑑