あいかわ公園自然観察ガイド

あいかわ公園で見つかった植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。毎朝8時に更新中!

メハジキのカーテン

春から石小屋ダムの方面で見かけていた切れ込みの深い不思議な葉がありました。正体が全然わからずに時が過ぎていたのですが、夏に近づくにつれてどんどん大きくなっていったのです。そして花を咲かせ謎が解けました!
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恐らく多くの方はこの変な形の花は何だろうと疑問に思ったかと思います。こちらはメハジキと呼ばれる植物で、個人的な印象としては珍しい植物です。
段々のように花をつける姿がとても綺麗ですね。よく見ると茎に丸い形でくっついているのでボンボンのようにも見えます。
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近くで見てみると作られたかのような綺麗な感覚で葉が並んでいます。いがぐりのようにも見える間から蕾が出ているのが見えますね。このメハジキたちは非常に大きくなる植物で、大きいものでは1mも余裕で越えてきます。あいかわ公園で見られるメハジキの圧倒的な群落は初めて見ると非常に驚かされると思いますよ。
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この藪のような細かい群落全てがメハジキです。地面から逆に生えているカーテンのように見えますね。花の咲き始めから少し経ちますが、まだ見られそうな雰囲気です。
あいかわ公園でこの光景を見てしまうと何も珍しくない種類のような印象を受けますが、これまで散策をしてきて1ヶ所でしか見たことのない植物なので比較的珍しい方の植物ではないかと思います。
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メハジキと言えばやはりこの茎から飛び出たかのような、弾けたかのような雰囲気を持つ葉が特徴的だと思います。花の姿も印象に残りますが、メハジキと聞いて浮かぶのはこの葉ですね。とにかくたくさんの葉が出るため、針葉樹のような雰囲気を感じます(笑)
葉がまっすぐではなく、先の方で枝分かれする姿もこの葉を印象付けていると思いますね。
そして!花の姿も綺麗です。もう既に出してしまっていますが、メハジキの花は円を描くかのように綺麗に並んで付きます。
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咲き始めなのでまだ一部蕾ですね。1つの座布団のようなものから一周ぐるっと花が咲く雰囲気が伝われば問題ありません。花はシソ科らしく上と下に分かれていますね。科の特徴が分かっていれば絞り込むのは簡単です。
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こちらは同じシソ科のモモイロキランソウです。花の雰囲気が上と下に分かれ、似ていますね。
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花は非常に繊細な作りで、蜜を吸おうとしたハチなどが濃い紫色の部分に止まると花が重みで垂れて虫の背中に花粉をつけるというシステムです。初めてその光景を見ると非常に感動しますよ。

あいかわ公園を訪れた際にはぜひ石小屋ダムの方面で、少し珍しいメハジキを見て行ってくださいね。