あいかわ公園自然観察ガイド

毎朝8時に公園内で見つけた植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。記事下のリンクやカテゴリーからさらに公園の自然を知ることもできますのでぜひご利用ください。

鮮やかな紫色の花 和製ハーブのカワミドリ

石小屋ダムの方面は公園内とはさっぱりと景色が違います。特に草原の部分では背丈の大きな植物がバッチリとエリアを覆っており、とにかくにぎやかな印象です。1つは以前紹介したメハジキなのですが
aikawa-park.hatenablog.com
目を凝らしてみると別の紫色も見えるようです。
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メハジキよりもより細かいこの雰囲気はカワミドリでしょうか。初めて見た植物なのですがこんな身近にあるとは思わなかったので少しびっくりしています。柱のように花が付くのできりたんぽのような雰囲気がありますね。この見た目ですが背丈はとても大きく1mに満たない位の大きさです。今の季節では花も少ないためたくさんの蝶たちがこの花に集まっています。
カワミドリの花には面白い特徴があります。このきりたんぽ状の花の塊に近づいてみましょう。
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紫色の花からなにやら細いものが飛び出しています。これはおしべなのですがこのカワミドリの花はおしべが花よりもずっと長いのです。そしてさらに面白いのがこの花を支えるガクの部分です。花を根元から包み、守るのがガクなのでこの紫色の花の付け根を見てみましょう。するとまるで花のようにも見える紫色の部分が見えますね。
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この部分です。実はここは花ではありません。花が抜け落ちた後にもこのようにしっかりと紫色のガクが残っているため、きりたんぽ状の部分は花が終わった後でもしっかりと紫色に見えるのですね。
花の形とこのガクからカワミドリではないかと判断しました。初めて見ましたがいかにもシソ科と言った雰囲気でいいですね。豪快です。
加えてこのカワミドリにはとても強烈なハーブ臭があります。
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葉を見てみましょう。香りを利用するために栽培もされるこのカワミドリの葉にはたくさんのぶつぶつがあり、この腺点(せんてんは)香りとかかわりがある植物の不思議の一つです。これだけぶつぶつがあるので香りの強さもすごそうなイメージが湧きますよね。私の感想はハッカが近いです。

花も面白い形をしていて香りにも面白い不思議があるカワミドリ。虫もたくさんやってくる自然好きにはたまらない植物ですね!