じゃぶじゃぶ池の中にはよく見てみるとたくさんのアメンボたちがいます。あまりにアメンボが多く、ほかの生き物がいないので最近は探していなかったのですが、今日じっくりみてみると夏の素敵な訪問者が見つかりました。
色が見やすいようにティッシュにのせてみましたが、こちらはハイイロゲンゴロウと呼ばれる身近なゲンゴロウの仲間です。人工的な水の場所でもよく見られる種類なのですが、なんやかんや見つけられると嬉しくなりますね。
恐らくあいかわ公園で見つかるゲンゴロウの仲間はこのハイイロゲンゴロウのみだと思われます。水草などが生えているため池や、水辺がほとんどないからです。
ゲンゴロウは泳ぎのプロであるため、泳いでいる最中を撮ることがとても難しいです。
かろうじて撮れたのがこのような写真です。泳いでる最中のポイントが2つあります。1つは足と、もう一つはお尻の泡です。
ゲンゴロウには水かきのような足があり、これを使ってとても素早いスピードで水中を泳ぎ、蚊の幼虫などを捕まえて食べます。スイミングの平泳ぎの足を想像していただければと思います。よく見ると細かい毛が生えており、効率的に水をかけるようになっています。
そしてお尻には泡が付いています。ゲンゴロウは水中では呼吸をせず、水面に顔を出して息を吸いそれを羽とお腹の間に貯めておきます。水中での活動中に貯めておいた空気を吸うことでより長い時間潜ることができるわけです。つまり、水面にたびたび顔を出す姿を見ることができます。
見た目は苦手な人は苦手かもしれませんね。黒い頭部が目立つのでどことなくゴキブリのように見えなくもありません。
しかしよく見てみると黄色と灰色の体に綺麗に入る灰色の点が綺麗だと思います。私は結構好きな部類です。欲を言えば飼育枠に入れたかったのですが、彼らはエサが少しめんどくさいので逃がしておきました。蚊の幼虫などを安定的に確保するのが難しいのですね。
恐らくきっとこれから頻繁に見られるようになると思います。あいかわ公園のパークセンターのデッキ上からも探せるので、興味のある方は探してみてくださいね。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
山野草図鑑 白色に ヤマハタザオ イワダレソウ 赤色にノアザミ、コニシキソウを追加しました。