あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

赤と黒の昆虫と言えば? 意外な陸生のオオオバホタル

雨の中冒険の森横の谷沿い付近を歩いているとなにやら赤と黒の模様の虫が飛んでいました。大抵ベニカミキリなのでよくいるな~君は位に思っていたのですが、なにやら羽が黒かったのでいそいで傘で撃ち落としました。
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この色合いは皆様も図鑑やらイラストやらで見たことがあるのではないでしょうか!そう、皆様ご存じホタルです!
ところがどっこい夜にピカピカ光るゲンジやらヘイケのホタルではありません。
ホタルはこの2種類のイメージが強すぎて光る生き物と思われがちですが、実際にはほとんどの種類が光りません。私も一瞬ドキッとしてしまったのですが姿を見て、これ光らない種類だなと思ってしまいました。赤模様と羽の雰囲気が違うのです。
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調べたところによるとどうやらオオオバボタルが当てはまりそうです。オバボタルと似ているのですが頭付近の赤色の部分の大きさ、この部分がくぼむなどのポイントからオオオバボタルであろうと判断しました。

ホタルにはカワニナを食べるイメージがあると思いますが、このホタルの仲間は地上性でミミズなどを食べることが分かっています。カミキリムシが利用した倒木の穴などを再利用して生活しているそうですよ。水辺で生活するゲンジボタルやヘイケボタルとは大きな違いがありますね。
また、これらのホタルが昼間は葉の裏などで過ごしているのに対し、オオオバボタルなどの光らないホタルたちは昼間に行動しています。
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成虫にはわずかな発光器がついています。これまでオオオバボタルは発光しないと思われていたそうですが成虫になってからすぐのわずかの間のみ光ることが見つかったそうです。こういう話にはロマンを感じてしまいますね!そんな話をしていると久々にホタルが輝いているのを見たくなってきてしまいました。ゲンジボタルのぽわぁっと光って漂う様が好きなんですよね(笑い)
彼らは人工的でない場所では少ない数で光っているので、たくさんの光が飛ぶ華やかさはないものの、花火大会で1発1発丁寧にあげる時のような発光の間の期待と、線香花火のようなもの寂しさがあり、なんかいいなぁとなってしまうんですよね(笑) ホタルを見たことのない方にはホタルスポットを訪れることはとてもおススメです。

ゲンジボタルで大分話がそれてしまいましたが、光る印象ばかりあると今回の私のようにうっかりと姿を見間違えて見逃してしまうかもしれません。種類は違えどもオオオバボタルも姿はしっかりとホタルですので捕まえることができればうれしいこと間違いないと思います。運よく遭遇できたらラッキーですね!