あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

触覚に丸いものが付く青っぽい虫 毒を持つヒメツチハンミョウに要注意!

あいかわ公園では実に様々な虫たちが見られることは日々紹介している内容から皆様も既にご存じかと思います。
記事では私も結構平気で虫に触れてしまうため、なんでも触っているかのような印象を受けるかもしれませんが、グレーゾーン(名前が分からないなどの虫)にはまず触りません。今日は公園で見られる触りたくなるけれども触らない方がいい虫たちを紹介していきます。
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晴の日には園内をぶんぶんとまるで蜂の羽音のように立てて飛び回るのはオオセンチコガネと言う非常に綺麗な昆虫です。色合いには差があり、見かけるたびに捕まえたくなる素敵な虫ですね。こんな綺麗な虫がなぜ触らない方がいいのでしょうか? 厳密には触っても構いませんが必ず手を洗いましょう!

さてここでこのオオセンチコガネが何を食べるのか考えてみましょう!



実はオオセンチコガネは動物のウンチを食べる虫なのです。なので触った後には必ず手を洗いましょうね。


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続いては同じく非常に綺麗な虫の仲間オサムシです。こちらも光の加減で緑色から青色に見える美しい昆虫なのですが、オサムシの仲間たちには注意する必要があります。彼らは森のお掃除屋さんと呼ばれ、死んだ動物やミミズなどを食べます。鋭い牙を持っているため、不用意に触るとがぶりと噛まれ痛い思いをするので気をつけましょう。 画像はありませんが特定の種類はガスを噴出したりします。なるべく素手は避けた方がいいですね。

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そして 一見無害そうなこの紺色のメタリックな昆虫には非常に注意が必要です。刺激すると黄色い液体を足から出します。うっかり触ってしまうと手がかぶれてしまうのでこの姿を頭に入れておくのをお勧めします。ずんぐりむっくりな体と触角の一部に豆のようなコブがある点で分かりやすいですね。恐らくヒメツチハンミョウだと思われますが、このツチハンミョウの仲間には要注意ですよ。