植物が持つ性質を利用して草花遊びを楽しむことができます。身近な所に生えている草花の面白さを体験してみましょう!
本日はカタバミと言う植物を利用します。
クローバーのような姿をしていますがクローバーはシロツメクサの事を指し、別の植物です。葉に白い模様が入るかどうかに注目すると分かりやすいと思いますよ。
そしてもう1つの道具として10円玉を使います。こちらは汚ければ汚いほど実験の結果が分かりやすくなりますよ。
理想的な汚れっぷりの10円玉です。
カタバミの葉を見つけられたらまずは10枚~20枚ほど摘んでしまいましょう。3枚の葉を持つ植物にはツタウルシなどの危険な植物があります。彼らは山側の日陰環境が好きなため、そのような場所では植物に慣れていない場合やらないことをお勧めします。
摘んだカタバミを指先でもみこみながらお団子状にしていきます。指先の器用さが試されています。個人的にはこの部分を苦手としている方が多い印象です。カタバミの汁に不思議があるため、葉から水気が感じられるくらいまでしっかりともみこみましょう。
写真位ではもみこみが浅く、まだ汁が出ていません。しっかりと水気を確認しましょう。
写真のような茹ですぎたホウレンソウのような見た目になれば準備はばっちりです。
上手くお団子を作れたならば掌に十円玉を乗せてその上に作ったお団子を乗せます。皿洗いをするようにお団子を10円玉にこすり付けます。
お団子が小さくなってしまったなら新しくカタバミを採ってお団子を強化していきましょう!
すると...? 実験結果は実際に皆様で確認してみてくださいね。
ネタ晴らしではありませんがこのカタバミには弱い酸が含まれています。汁のにおいを嗅いでみるとかなり酸っぱい匂いがするんですよ。この酸が十円玉に影響を与えます。
あいかわ公園のような草を食べるシカなどの動物が来る公園では、酸っぱい味がするカタバミは食べられません。彼らの生きるための知恵を別の形で使わせてもらったわけですね。
最初に話したようにクローバーと非常に似ています。こちらの写真に違和感を覚えたかたはなかなか鋭いですね。これがカタバミと似ているシロツメクサ(クローバー)です。葉にある白い八の字の模様を覚えておけば簡単に見分けられ、実験を楽しめますよ。
子供たちにも非常に人気の実験なのでネタ晴らしはしませんがぜひ挑戦してみてください。「おぉ~」という声が上がるような面白い結果が待っていますよ。