あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

植物の葉の付き方をみると?

植物はどんなパーツからできているでしょうか?根、茎、葉、花などなど様々なパーツがありますが、目につきやすいのは花の印象を受ける方が多いと思います。しかし、一年で数日~数週間ほどの花と、ほぼ一年中観られる葉では葉の方が圧倒的に見る機会が多いです。 今日はそんな植物を代表する葉っぱの不思議を見てみましょう。
植物の葉の付き方を気にしたことがあるでしょうか?
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度々話題に上がりますが茎に対して右左と交互に付く互生(ごせい)や、左右両方に同時に付く対生(たいせい)の話は何度かしましたが、今日はもっと不思議に踏み込みます!
実は植物の葉の付き方には法則があるのです。例を見てみましょう。
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こちらはゴウシュウアリタソウと呼ばれる恐らくほとんどの方は名前も聞いたことがないような外来種の草ですがこの葉に注目してみてください。特に葉の広げ方を意識してみてくださいね。写真中央の葉の塊辺りは特に分かりやすいと思います。葉を広げていますがどのように葉を広げていると思いますか?
ヒントは太陽の光を受けるためです



お気づきの方もいるかと思われますが、葉が下の葉に重ならないように出ていますね。中央の葉を時計で表すと7時、10時、1時、4時と下の大きな葉が出た後、その上の葉は5時、8時と下の葉と重ならないように出てきています。他の葉も見てみてくださいね。同じように重ならないようになっています。
しかし私が意図的にそのような条件の葉を撮影した可能性もあります。そこで他の植物ものぞいてみましょう!
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こちらも度々出現するカタバミと言う植物ですね。カタバミは葉の面積も大きいので写真で見ると分かりやすいのではないでしょうか?
上から見てみれば葉っぱがまるで太陽の光を受けるために上の葉を避けて葉を広げているように見えますね。
植物は太陽の光を受けて栄養を作ります。ですので受けられる太陽の光は多ければ多いほどうれしいのです(限度はあります)なるべくたくさんの光を受けるためにこのように戦略的に葉を広げているわけですね。

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こちらは粘り気が面白いスベリヒユです。葉に厚みがあり大きいのでこのような葉の付き方の観察にはとても向いていますね。見ての通り綺麗に葉の付き方がずれています。上から見ても分かりやすいですし樹木の場合には下から見上げるだけでも植物が戦略的に空中の空いた空間に枝と葉を伸ばしている様を見ることができます。こう見てみると植物も生きているということを感じられませんか?
その辺の草たちでも十分に楽しめるので皆様もぜひ足元の草を以前とは違う視点で見てみてくださいね!