草食、肉食、雑食、様々な好みをもつバッタたち
バッタは葉っぱを食べるから触れても大丈夫!
そのように意気込んで掴んでみるとがぶりと噛みつかれて痛い思いをする可能性があります。バッタの中には昆虫を食べる肉食性の物もいるのです!
肉食性のバッタ
身近なショウリョウバッタのようなものであればいいのですが、このようなひし形や長方形のバッタには注意が必要です。
この羽が長く腹部が大きい形をしたバッタの仲間は多くが雑食性で、ほかの昆虫なども食べます。
そのため口は鋭く、噛まれると赤くなったり大型の場合にはけがをしてしまう可能性があります。
こちらは全身が緑色で足の色も緑色なのでクダマキモドキかと思われますが、よく飛ぶことと噛みついてくることから触るときにはなかなか緊張する仲間です。
この仲間は形が似ているので判断も難しいですね。バッタを見始めたばかりの私にはなかなかの難しさです。
噛むための口は鋭い!
ではまずはそんな口から見てみましょう。
ちょっと近すぎたようでぼやけてしまっていますね(笑)
見た目はなんてことありませんが口を開くと痛そうな牙が見えます。
この長い足の分リーチがあるので気をつけないといけません。顔自体はなにやら間抜けな雰囲気で結構好きな顔です。
この口が示すように雑食の中でも肉食に近いタイプのようです。
夏の外灯に虫が集まるのを知っているようで、パークセンターの壁で度々発見されていますね。
見ての通り体に関してはかなりぼてっとしています。
羽はスマートなのですがお腹の部分がぽっこりと出ていますね。キリギリスの仲間によく見られる姿です。
体高と足の長さも雑食性のポイント
キリギリスの仲間などもそうなのですが体の高さがかなりあります。
これだけ大きな体ですと足で支えるのにはかなりのパワーが必要になりそうですね。
そういうこともあってかジャンプの時に使う足はかなりスマートで付け根は太くなっています。足の関節が太い程ジャンプ力も立派になります。
歩くときにはゆったりとモデルのように歩いています。危険が及ばないと飛ばない印象がありますね。
彼らのお散歩中のモデルウォークを撮影してみました。
こうしてみてみると足の高さが自分の体の高さよりもずっと高いんですね。
しかも足の長さは体全体よりも大きいようです。
自分の体よりも大きな足で歩く感覚を皆様も想像してみてください。
人間だと何頭身ぐらいになるのでしょうかね?(笑)
雑食性のバッタの多くはいわゆる鳴くバッタたちなので、いい声の主を見つけた時には噛む可能性が高いと覚えておきましょう。
捕まえようとすると人を木か何かと勘違いして飛んでくるので、パニックにならないよう気を付けてくださいね!
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