たまには風の丘の上まで自然の様子を見に行こうかと歩いていたところ、地面から自然の中にあるにしては違和感のある赤い蛍光色の物体を見つけました。
そして形状からキノコの仲間だろうという推測をして写真を控えておいたのです。
その名もベニセンコウタケ(と思われます) かっこいい名前ですっかりその語感が気に入ってしまいました。
写真で見ても明らかに違和感を覚えてしまうような不自然な赤色をしています。
このような赤いキノコの仲間には触れただけでもかぶれてしまうカエンタケなどがあるため、うかつに触らないように気を付けてくださいね。
カエンタケの場合レッドデータリストに載っている貴重な種類なので神奈川ではなかなか見つかりませんが。
ベニセンコウタケは、シロソウメンタケ科のキノコで、長い間このブログをご覧の方はこのシロソウメンタケの名は目にしたことがあるかと思います。
シロソウメンタケなどの広場のキノコはこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com
シロソウメンタケ科のキノコは針山のように無数のキノコが生えるものの、キノコの数や色合いが違うため、比較的わかりやすく面白いので外で見つけるとつい嬉しくなってしまうものです。
参考までにシロソウメンタケを見てみましょう。
こちらが夏場の芝生に生えていたシロソウメンタケなのですが、雰囲気はベニセンコウタケにそっくりですよね。
近くでお互い生えていたらとても綺麗でしょうね。
シロソウメンタケを見かけたのは初夏の時期だったのですが、最近また出ていました。
同じ仲間だけあって発生するタイミングも似ているのでしょうか?
ちなみにベニセンコウタケは風の丘の道をさらに上に登る時にある芝生に生えています。
このキノコの仲間の面白い所としては単体で生えるものもあれば、まとまって生えているものもあるという所です。
エノキタケのようにまとまって生えるキノコ、シイタケのように単体で生えるキノコなど、キノコの仲間はまとまって生えるか単体で生えるかが分かれている印象があるのですがこの仲間は違うようです。
拡大してみるとこの姿のまま海の中にあればサンゴとして扱えてしまえそうな雰囲気ですね。
芝生や公園の木でできた柵など、色々な場所で身近に見ることができるのがソウメンタケの仲間なので雨が続く秋の中、キノコを探して少し歩いてみるのはいかがでしょうか?
あいかわ公園で探す場合にはヤマビルに要注意ですよ!
ベニセンコウタケに興味の湧いた方は、パンのような姿のヒメカタショウロも楽しめるかもしれません。
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