あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

飛ぶバッタと言えばこの子 トノサマバッタとクルマバッタ

秋の虫取りと言えばバッタ採りですよね。大きさも形も様々なことに加えて今の時期であれば非常に多くの種類が捕まえられるのでとても楽しい虫取りとなっています。そんなバッタたちの中でも特に人気なのは恐らくこの子でしょう。
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このフォルム、かっこいい羽、堂々と構えた姿は仮面ライダーでおなじみのトノサマバッタの仲間ですね。そしてこの仲間たちと言うのは姿かたちがどれも似ています。有名な3種ではトノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキが有名でしょうか。初めて名前を聞いた方も多いかもしれませんね。
この3種は似ているのですが飛ばした時の羽の模様や頭の形を見ることで絞り込むことができます。
特に分かりやすいのはクルマバッタですね。頭部の少し後ろ、人間でいう所の首のあたりを見てみましょう。
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ここの頭部の上側のライン。ちょうど私の指が掛かって少し隠れている場所です。目の後ろ側と考えると分かりやすいかもしれません。ここが重要で、クルマバッタの場合には山のように盛り上がります。この子は平なのでトノサマバッタかクルマバッタモドキかと思われます。羽の模様が重要なのですが捕まえたのは少し前の出来事のため、どんな感じだったかを忘れてしまいました。大きさ的にはトノサマバッタっぽいですかね。

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トノサマの仲間は数十mは飛んでしまうほどの健脚の持ち主なのですが、それはやはりこの足にあります。ショウリョウバッタと比べると筋肉の量が全く違います。具体的にはこの足で蹴られると人間の手であっても痛いと思ってしまうほどの蹴る力を持っているのです。足の付け根の腿の部分と関節の部分の太さを見てみてくださいね。まるで鍛え上げたボディビルダーのように締まった足をしています。人間の力に換算するとどれくらいの脚力を持っているのか気になりますね。よくよく考えてみると2~3cm程の高さしか持たない彼らがジャンプをするときには数10cmも飛ぶわけで、例えば2cmの高さでジャンプしたときに30cm飛ぶと仮定した場合彼らの体の大きさから考えてみると背丈の15倍ほどの高さを飛んでいるわけです。人間で考えてみると170cm程の人間が20m程飛ぶくらいのジャンプ力なわけです。すごい話ですね!

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そんな彼らは草地でお米の仲間の植物をおいしそうに食べています。口もショウリョウバッタと同じような雰囲気で鋭くないですね。間違えて触ってもケガをしたりすることがないので虫取りを始めたばかりの方にはこういった芝生で草食のバッタを探してみることをお勧めします。たくさん飛び出てくるのでついつい夢中になってしまうと思いますよ。

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一方で写真のツユムシの仲間のように触角が長いバッタは雑食性で噛むものが多いのでむやみやたらに触らないようにしておきましょうね。