あいかわ公園自然観察ガイド

毎朝8時に公園内で見つけた植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。記事下のリンクやカテゴリーからさらに公園の自然を知ることもできますのでぜひご利用ください。

ヒョウ柄のおしゃれさん

夏が終わり虫たちの季節も終わりに向かいつつありますが逆に今の季節に出てくる虫たちもいます。それが冬を成虫の状態で超す蝶々です。タテハチョウの仲間は今の時期に大人になって葉の裏などで冬を越すものがいるのです。そんな蝶々が花壇などで見られますよ。
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今回はこちらのヒョウ柄が可愛いツマグロヒョウモンかと思われる蝶を見ていきましょう。最初は見ての通り羽先が黒くないのでツマグロではないかと思っていたのですが調べてみると羽の下側の縁が黒くなっていたり、羽の裏側が白と赤みを帯びていたりとツマグロの特徴に近いのでした。
しかしヒョウ紋に例えて名前を付けるのはセンスがあると思います。以前見かけた個体はかなりつま先が黒く、まさにツマグロと言う感じだったのですが。
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今年の5月に捕まえたツマグロヒョウモンです。羽の先が黒くなり、羽の下側にも黒い線があります。下側の特徴は今回のと同じですよね。とはいえ同じ蝶には見えませんね。今回捕まえた黄色とオレンジ色がベースになっている蝶の方がヒョウ紋が分かりやすくて好みです。
タテハチョウの仲間はこのようにヒョウ柄だったり黄色と赤、そして黒を混ぜたような色合いをしていますがこれは擬態のためです。アゲハの仲間が毒のあるジャコウアゲハの姿をまねているようにタテハの仲間たちは毒のあるカバマダラという蝶の真似をして自身にも毒があるように見せています。
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ちなみに羽の裏側はこのようになっています。あまり表側と変わらないような気がしますが、意外と木にくっついていると違和感がありません。まだら模様と言うのが木と相性のいい模様のようです。
室内だと堂々とこのように虫を網から出せるのがいいですね。手に蝶を持って写真を撮るよりもなんだか凛々しく見えませんか?
タテハの仲間はこの姿だとどれも非常に似ているので興味のある方は見比べてみてくださいね。

・・・とのんきなことをしていると部屋の中に飛んでしまいました。光が好きなようで電球の周りを飛び回っています。
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こうやって羽を広げている所を眺めていると、蝶の面白さを感じますね。乱雑に入っているように見える模様は実は左右対称になっているようです。皆様もぜひ左右見比べてみてください。個人的に好きなポイントは人間でいうと肩にあたりそうな場所の丸いわっかのような模様ですね。半月のようで素敵です。自然とこのような模様が出来上がったわけですから自然界の不思議を感じますね。
蝶はものによっては春型夏型などで時期により模様や色の濃さが変わります。蝶々を見かけたら模様の違いなどに注目してみると面白いと思いますよ。