黄色いキク科のお花は秋らしさを感じます。
夜はだいぶ涼しくなり、昆虫も数を減らし始める時期です。
あいかわ公園のパークセンター前のマリーゴールド付近では秋らしい景色が広がり、そこには秋らしい虫たちも集まってきています。
このお花です。
花びらが何層にも重なっているこのお花がマリーゴールドで、あいかわ公園ではここ2年ほど秋の花壇を彩る植物です。
この植物は色がいいのか蜜がおいしいのか不明ですが、蝶の仲間を含め昆虫類に非常に人気で、晴れた日には数分単位で虫が入れ替わる面白いスポットです。
マリーゴールドに来る蝶たち
この時期の蝶と言えばセセリチョウの仲間でしょうね。
蛾と勘違いされる蝶なのですが、かわいい顔をしている蝶です。蛾と蝶で困ったときには触角の先が丸くなっているとだいたい蝶です。
セセリチョウは飛ぶのが非常に速いので虫を見る目を鍛えるのにおススメの蝶です。
写真はイチモンジセセリですが、園内にも多いススキと言う植物を餌にして幼虫が育つので、園内ではかなり見つけることができます。
チョウだけでなく花粉が好きなハナムグリの仲間、ハチ類もやってきています。
特に甲虫類は食事に夢中だと警戒心が薄く、近くで撮りやすいのでいいですね。種類までは分かりません。
写真は昨年の物ですがこいつもよく見かけます。
九州から北上し続けているタテハチョウ、ツマグロヒョウモンですね。
以前紹介したウラギンヒョウモンやミドリヒョウモンが年に1度しか発生しないのに対し、ツマグロは年に数度羽化するためこの時期でもビカビカの新品個体が見られます。
aikawa-park.hatenablog.com
aikawa-park.hatenablog.com
羽化したてのツマグロの♀(写真)は非常に綺麗で、つい標本用に欲しくなってしまうんですよね~。非常に綺麗なので見つけると追いかけてしまいます
と眺めているとあまり馴染みのない色合いのセセリが飛び出してきました!
これは黄色いまだら模様が美しいセセリチョウ、キマダラセセリのボロい個体のようですね。
蝶は羽化してから時間が経つと鱗粉が落ちるので、どんどん色合いが変わっていってしまうんです。
この蝶はイチモンジセセリと比べると小型で、色も淡いので違和感にすぐ気が付けるはずです。 数はずっと少ないので出会えてラッキーでした。
園内で蝶を探すならば、やみくもに歩いて探すよりもこうして彼らのえさ場近くでゆっくりと待っている方がたくさんの種類に出会えます。
秋ならではの待つ虫取りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
園内で見られる可能性のある蝶はこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com
aikawa-park.hatenablog.com
10月の虫ムシカードは今回の記事でも紹介したツマグロヒョウモンです。
パークセンターで配布していますので、欲しい方はどうぞ!
カードだけでなく実物にも遭遇してみてくださいね~!