あいかわ公園で楽しく虫取りをしていくにあたって気をつけるべきポイントを紹介していきます。
丹沢は吸血ヒルの宝庫
園内で虫取りをする際に気をつけなければならないことは、園路から外れた場所に入らないということです。皆様のお住いのエリアの多くには恐らくヤマビルと言う生き物はいないと思います。そのため、虫取りをしたり、少し園路から外れた方が毎年このヤマビルと言う生き物の被害にあいます。
ヤマビル
活動時期3月~11月
足元から気配もなく忍び寄り、哺乳類の血を吸う。
活動時期に園内の土の上を歩く際にはこの生物の存在を絶対に忘れてはいけません。
どんなところにいるの?
1、雨上がりのコンクリート以外の場所 100%います。
2、直射日光が当たらず、枯葉や枝がたまった場所 ほぼ必ずいます。
3、触ると少し湿る程度の土の上 だいたいいます。
4、カラカラに乾燥した地面 いない
夏の場合夕立などで地面が湿ることが多いので、園路外のほとんどの場所でヤマビルが出ます。
対策
専用の忌避剤を使う(推奨)
彼らは歩いた時に出る振動や二酸化炭素を感知して足元から登ってきます。足にしっかりとした対策をすることが効果的です。
ヤマビルファイターなどのヤマビルにとても効果のある薬を靴に使うことをお勧めします。塩水程度では効果が薄いです。筆者のおすすめはヤマビルファイターかヒル下がりのジョニーですね。使うだけで快適感が全然違うので、使用をお勧めします。ちなみに自然大好きな筆者ですが、スプレーなしでは園路外には入りません。しっかりと対策して嫌な気持ちのない虫取りにしましょう。
長い靴下にズボンを入れる(推奨)
靴下付近にもスプレーをかけておくとさらに安心できます。ヤマビルは網目の荒い靴下であればその上からでも吸血します。スプレーなしでは靴への侵入を許してしまいますが、上に登るヤマビルに対してはかなりの効果が期待できます。靴下とズボンに隙間があると、ズボンの下に入られてしまうので、気が付かないうちにスネや太もも、二の腕やお腹などを吸血されます。彼らは1mを1分ほどで登るため、この対策をしていないと知らずのうちに数十匹のヒルに血を吸われて服やズボンが真っ赤に染まる状況になることもあります。
長そで長ズボン(推奨)
肌を出すのは控えましょう。先ほどの靴下にズボンを入れる対策と組み合わせることで、仮に登ってきたヤマビルがいたとしても発見できます。
吸血されてしまったら?
まずは落ち着きましょう。ヤマビルが原因で病気になることはありません。
なめくじと同じく塩を含む成分をかけることで剥がすことができます。
そういったアイテムがない場合は、多少力が必要ですが引っ張って剥がすこともできます。マダニと違って歯が残ったりしないので安心してください。
剥がしたヒルは産卵するため、石などで殺すようにしてください。
放っておくと他の人に被害が出てしまいます。(別の場所で、登山後に駅にヤマビルを落としていった事例などがあります。)
ヒルに吸われると、血が止まらなくなります。これはヒルジンという血液を緩くする成分が注入されるためです。なので水で流しながら傷口から成分を絞り出すイメージで洗い流しましょう。
是非上記のポイントを確認して虫取りを楽しんでください。虫が取れても血まみれでは最悪の気分になってしまいますからね。