先日から北駐車場から繋がる登山ルートを登っています。
このルートでは冬らしい植物を見ることができました。
この姿はフユノハナワラビ、もしくはオオハナワラビですね。冬場になるとこのような広葉樹の地上にニョキニョキと出てきます。
春終わりごろになると消えてしまう変わった植物です。姿が特徴的なのでとても目につきます。葉っぱも面白いのですが奇妙に思えるのはこの部分ですね。
葉からさらに立ち上がる茶色のぶつぶつをつけた部分ですが、シダ植物に見られる胞子を飛ばす葉です。触れてみるとかなりゴワゴワしています。
虫がたくさんくっついているみたいで苦手な人はダメそうな見た目ですよね。上まで登ったもののフユノハナワラビは入口付近でしか見つけられませんでした。
少し上るとブナ科たちのエリアに入ります。やはりコナラが多いようですね。このルートは初めて来たので行けそうな範囲の木たちの周囲を見て回ります。
別ルートのコナラがカシノナガキクイムシにやられているのを見つけたので、こちらにも被害を受けた木があるのではないかとにらんでいます。
案の定見つかりました。こちらもかなりの大木です。粉を見る限り相当数入っていますね。道から外れたところでも虫たちにはお構いなしなのでチェックするのも大変です。キクイムシ被害の木を見て同じく次の木を見てみると?
隣の大木もやられていました。これは見つけられていないだけで既に山の木の中には入られているものが多数ありますね。
キクイムシの被害が印象に残りますが、他にも木に被害が及んだあとがありました。
これはつる植物が木に巻きついた後ですね。木は締め付けられながらも成長するためこのように幹に巻き付いた跡が残ります。
山の中でフジなどのつる植物を見つけると、その太さに驚かされること間違いなしです。 フジは普段見かけるものは細くて頼りない感じですが、山の中にあるものはそれこそぶら下がって体重を預けても大丈夫なものもあります。 いったいこの幹に絡んでいたものはどれほどのツルだったんでしょうかね。