南山を北駐車場の方から登った帰り道では、カロリー摂取アイテムを所持していなかったので足が疲れてしまいました。
降りる頃にはテンションが落ちていたのですが、日が上がって暖かくなったからか目の前をムラサキシジミが通ったのです。なんやかんや久々に見ました。こういった偶然の遭遇がたまりませんね。
どこにいるか探すクイズのような距離感なのですが、彼らはとても敏感なのです。逃げられた時のために遠くからパシャパシャ取りつつ近づいていく作戦です。
見ての通りこのように日向で翅を広げて体温をあげます。シジミチョウの仲間はこうした行動をとっているのをよく見ますね。
警戒されると翅を閉じます。ムラサキシジミの日向ぼっこ撮影は全敗中なので、期待してしまいますね!
この瞬間は荒野で拳銃の早打ちをする決闘のような反射神経が求められます。すなわちシジミチョウが翅を閉じる動きをした瞬間に近づけていた手を蝶を刺激しない速度で離すのです。
一枚目と比べれば大分開いています。しかし、これは恐らく警戒されています。これだけでもとても綺麗ですよね。しかし完全リラックスしているときの姿を収めたくなります。もう少し粘りましょう。慎重に慎重に...
おおぉ!翅を広げたムラサキシジミにこんなに近づけるとはとても嬉しいです。
翅の開き方を前の写真と見比べてみてくださいね。こちらはがっしり広げています。こちらの写真の方が前翅の青感が強調されていますね。
私のコンパクトデジタルカメラでは色の魅力は映しきれませんがこの感動が伝えられたらと思います。
しかしながらこの体験を通じて蝶の写真を撮る方が何枚も写真を撮る気持ちが分かった気がします。光のアングルによって色の見え方が全然違うんですね。
同じ蝶で同じ距離なのですが上は少しくすんで見えます。
下は色がかなりはっきりと見えますね。蝶がいてくれる限りベストアングルを模索してしまいそうな危険を感じました。素晴らしい生き物です。
最終的にはこのムラサキシジミも心を許してくれたのか手に乗り移る位まで親しくなりました。さすがに手の上での日向ぼっこは撮れませんでしたが、指の上でも日向ぼっこはしてくれました。
3枚それぞれ色合いが全く違うのでそれぞれ比較してみてください。 私が一番好きなのは最後から2枚目の写真ですね。今回のおかげでシジミチョウの時期がやってくるのがますます待ち遠しくなりました
シジミチョウの色の魅力が少しでも伝わると嬉しいですね。
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