以前コウヤボウキと言うイソギンチャクのような植物を紹介しました。
aikawa-park.hatenablog.com
花を咲かせていた場合、その数か月後に種ができ始めます. これは植物の種類にもよりますが、コウヤボウキの場合は今くらいの時期がジャストのタネシーズンのようです。
見事に美しいほうきが出来上がっていますね。綿は非常に柔らかく、それでいてほうきの広がり具合もとてもいいです。これを使えばパソコンのキーボード周りなどは掃除ができてしまいそうな位です。
皆様ご存じのタンポポの綿毛と比べても根元ががっちりしている分安定感があり、簡単には抜けません。
根元から掴んで引っ張ってしまうとさすがに抜けてしまいました。 タンポポの綿毛と比べてみるといかがでしょうか?
根元の部分が大分太いように感じませんか? その根元の部分が種です。やはりタンポポと比べると大きな分種も大きいのでしょうか。
コウヤボウキもタンポポと同じく風に乗って種を飛ばすタイプの植物です。
名前の由来となっている種ももちろん面白いのですが、このタネを支えている部分にも面白い特徴があります。
どうでしょうか?一枚目の鱗のような部分を上から見てみた写真なのですが、まるでお花のような姿をしていますね。知らずに見てしまうと茶色っぽい花が咲いていたと勘違いしてしまうような可愛い部分を持つのです。
冬に花っぽいものが見られるだけでもうれしいものですね。
種が突き刺さっていた場所には、凹んだような台座があります。ここに種がくっついているので、種の数自体はそんなにないようですね。 ほうきの写真で確認したように、一枚のタネが大きく広がっているので種自体はたくさんあるように見えますね。
低山や、少し山のような雰囲気がある場所であれば比較的見られる植物なので、ほうきの姿や花のような姿も見てみてください。