あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

毒を持つ幼虫 黒と赤い点のヨツボシホソバ

毛虫がたくさん見られる時期ですね。
園内では毒を持つ毛虫も現れ始めています。ヨツボシホソバと言う毛虫で毒がありそうな見た目をしていますね。こちらは本当に毒を持っている種類です。
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正直毛虫の毒がありそうなさそうはあまり参考にはならないと思います。色味でいえばこのヨツボシホソバも地味ですが、黒と赤色の色合いから警告色(自分が危険だと知らせる色合い、赤と黒や黒と黄色などが多い)だと分かりますが、毒のある生き物の姿をまねた生き物も多いので目安程度に考えています。とはいえ警告色の色合いの生き物は分からなければ触らない方がいいですよ。しかし模様の入り方は種類の特定に役立ちます。赤色の並び方に注目してみましょう。
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赤い斑点が2列になって並んでいます。これが分かりやすいポイントですね。
幼虫の中に赤い2列の点を持つものは他にもいます。しかし黒と赤色の点となれば数は絞られるので、うっかり事故を防ぐためにもこのポイントを覚えておくといいかと思います。
とはいえ木の皮にそっくりな色合いをしているため、かくれんぼなどをしているとうっかり事故になりやすいです。
木に触るリスクがあるのは嫌ですが、知っていれば避けられるので、要注意ですよ。

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どうでしょうか? 間近で見れば確かに分かりますが他に夢中になっていたら気が付けなさそうではありませんか?

ところでこの幼虫は何を食べているのでしょう。見かけるときは大抵木にくっついており、地面や葉の上で見かけることは今のところありません。
幼虫と言えば植物の葉を食べる。これはよく知られていますよね。 実は変わったものを食べてみるのです。 何を食べるか想像してスクロールしてみてくださいね。


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その正体はゲジゲジ。ではなく、これはたまたまそのモノが映っている写真がゲジゲジだっただけです。ゲジゲジの横を見てみると青白い苔のようなものがありますね。これが地衣類(ちいるい)の仲間です。

菌類と葉緑素を持つ生物が合体した存在で、恐らく日ごろの生活では聞くことのない名前だと思います。
木の皮によく張り付いているのですが、これらを彼らは食べているんですね。ヨツボシホソバの仲間のグループには細かく分けていくとコケガと言うグループがあり、彼らは一見植物のような地衣類を食べているんですね。

毒を持つためさすがに触れませんが面白い生活を送っているため、見かけた時には「変わったものを食べる幼虫だ」と見守ってあげてください。


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