エゴノキが大好きな鳥ヤマガラ
鳥は警戒心も高く、普段であれば一眼のような遠くが撮れるカメラがないとなかなか撮影できない生き物です。
しかしながらこの時期のヤマガラと言う鳥は非常に間近で見ることができる鳥です。
エゴノキの実を頼りに探してみましょう。
エゴノキはこの季節に丸い小さな実をたくさんつけます。
緑色の1cm程度の実なのですが有毒植物のため、あまり相手にされていない木のみです。
なのでこれが大好きなヤマガラはご馳走を独り占めできるわけですね。
小鳥が飲み込むにはちょっと大きそうな気もするのですが、大丈夫なのでしょうか?
そんなヤマガラを待つ場合にはこのエゴノキの下でじっと待ってあげます。
1,2分も待っていれば次から次にヤマガラはやってきます。
ヤマガラはオレンジ色をベースに頭部に黒や白と言った色が目立つ非常に綺麗な鳥です。
来てはエゴの実をつついています。
やはり大きさはぎりぎりのようで3個に1つ位の割合で地面に落としていますね。
距離は2m~3m位までであれば平気で寄ってきます。
おとなしく眺めているのがコツですね。
写真のように実を下からつつく子もいれば上からつつく子もいるようです。重い実なので下からの方が取りやすそうな実ですね。
ヤマガラの動きはかなり素早く、油断しているとすぐ消えてしまいます。
観察したところによると実をその場で食べるのではなく、咥えて別の場所に持ち運んでいるようですね。
こうして持ち運ばれた種子が落下したり、餌として保存したものが忘れ去られたりしてエゴノキは自身の分布を拡大していきます。
今回は写真で見ると小さいですが目前3m位の子を撮ったものです、実際に見ると本当に近いのでお勧めですよ。
植物と鳥の関係を間近で見ることのできるエゴノキとヤマガラは今の時期のわずかなタイミングでだけ狙えるので、興味のある方は探してみてくださいね。