8本足で歩く奇妙な生き物
山の付近で作業をしていた時のことです。
ふと木のそばへ目を向けると大きなクモのようなものがいました。
どこにいるのか分かりますか?
体に似合わない非常に大きな足を持つザトウムシと言う生き物です。
しかもこのザトウムシは非常に大きいです。
山では普通なザトウムシ
ザトウムシの仲間は平地ではあまり見かけない種類かもしれません。
しかし山側では目に入らないだけで木の付け根や倒木などにたくさんいることがあります。
意外と木肌に似ているため、気が付かずに手をついたらザトウムシをつぶしてしまった、手に乗ってきたなんて経験をするかもしれません。
しかも意外と動きが速いのが面白い所です。
大きさは足先から反対の足先までで大人の指位の大きさです。
長い足で空中に浮いているかのような印象です。
歩くときには物音立てずに動いています。
記憶の中のザトウムシはかなり小型の物だったのですがあいかわ公園では大型の子がいるようです。
aikawa-park.hatenablog.com
このブログ内でも同じ種類と思われるものを昨年に紹介していましたね。
似た種類も多そうなのでザトウムシの仲間としておきましょう。
一応彼らは肉食性の生き物です。
地表にいる幅広い生き物や死骸を食べているとされていますが、ゴキブリやダンゴムシなどと同じく有機物を自然に返す重要な役割を担っている生き物です。こうした分解者は普段目にしない分見た時の抵抗感が強いんですよね。
不思議な見た目の生き物ですが特に害もないので見つけた時には手乗りに挑戦してみるのも面白いかもしれません。
いつぞやのナナフシのように足を自ら切る性質もあるので、扱う時には切らせないように注意しましょう。
ザトウムシのような地表にいる生き物を探してみると、他にもたくさんの生き物がいることが分かるはずです。 普段は見ない地表の世界を覗いてみてはいかがでしょうか?