蝶の時期も終わり?
朝は1桁台の気温にもなり、昆虫も姿を消しつつあります。しかしナラ枯れの影響で樹液が多数出ているからか日が出ていると樹液を舐めに蝶が来ています。
樹液は時期的に固形になり始めているのですが、まだにじみ出ている場所には残っています。
このような場所ではまだハエ類やスズメバチ、蝶や蛾が来ています。
この時期の蝶と言えばオレンジ色の蝶ですよね。 街中でも目にするはずのこの蝶です!
普通に見られるオレンジ色のキタテハ
ありふれた蝶なので珍しさはないのですが、時期的に蝶に出会えるだけで嬉しいというものです。
キタテハは秋に出た新成虫がそのまま冬を越していく面白い蝶です。
冬場でも暖かい日には姿を見せてくれ、コンクリートや落葉の上で翅を広げている場面に遭遇することがあります。
寒い2月であっても昨年はたびたび姿を見つけることができました。
キタテハは普通種なのですが姿が非常に似たシータテハと言う貴重な蝶の可能性もあるので目にすると確認せざるを得ません。
これが楽しかったりします。
水色に輝くルリタテハと言う蝶
ルリタテハは身近な蝶でありながら大変美しい蝶です。
しかし人の気配に敏感なことが多くなかなか近づくことのできない種類だと思います。
今回は食事に夢中なようで近づくことができました。こちらも成虫で冬を越す蝶で、まだ新しそうな個体です。
夏場のオオムラサキなども同じ動作をしますが、この場合では周囲の敵を追い払う場面が多いです。
今回は私やハエなどの他の生き物がいたから翅をパタパタしていたのかもしれません。
キクイムシによる樹液の流出が続き、樹液はでろでろの固形状になっています。雑菌など凄そうですがたくさんの食べ物があるという点では蝶たちからするといい餌場ですね。
冬を成虫で越す蝶の特徴
真冬をあまり動かずに過ごすため、敵の眼を避ける上で彼らの色と言うのはとても重要です。
翅を開けば鮮やかな蝶たちも静かに止まっていると周囲に同化してしまいます。
こちらは先ほどのメタリックブルーを持つルリタテハです。
開いた時とはうってかわって周囲の落ち葉や茶色の多い景色に溶け込む様になっています。
キタテハも同様に茶色くなっています。秋に出るキタテハはより周囲の環境に合せるために翅の凸凹が大きくなっており、より破れた枯葉っぽくなっています。見事ですね。
ルリタテハとは白斑の大きさと翅の中心の切れ込みの深さが分かりやすい違いでしょうかね。
他にも何種類かの蝶が日当たりのいい場所では見つかることがあります。 冬に見つける蝶たちはありふれた種であってもとても嬉しい気持ちにさせてくれるのでとてもおススメですよ。
今回紹介していないですがムラサキシジミもとてもおススメです。
aikawa-park.hatenablog.com