バードウォッチングで冬鳥を狙え!
木々の葉が落ちる冬場はバードウォッチングに最高の時期です。加えて冬にしかやってこないような珍しい鳥たちが見られる可能性があります。
今回偶然出会えた子達の中でもリュウキュウサンショウクイはここ数年で見られるようになった面白い鳥です。
下から見上げるアングルなので情報が薄いのですが、目元の白線や白い腹、カラ類よりもずっと大きい姿からリュウキュウサンショウクイでしょう。
もともと南の方に生息しているのですが近年分布を広げているようで、冬季に神奈川で見られるようになってきた鳥です。
サンショウクイと言う夏鳥がおり、姿そっくりの鳥がなぜ冬にいるのかと疑問でしたが解決できましたね。
園内では何度か見かけています。
今回はシジュウカラやヤマガラ、エナガなどと混群を作っていましたよ。
続いては人気の鳥カシラダカです。
頭に逆立つ毛をつけるユニークな冬鳥です。
カシラダカの数は多くはなく、見た目と声がホオジロと言う鳥にそっくりなので、狙って遭遇することは難しい印象があります。ホオジロも見ておきましょうか。
そっくりなホオジロです。
ここではお腹の色に注目してみましょう。お腹が白いカシラダカと茶色のホオジロと覚えておけば似た姿に遭遇しても慌てずに済みます。園内において2種は似た環境にいるようですから、バッチリカシラダカが分かるようにしておきましょう。
ルリビタキに関しては以前紹介しました。
aikawa-park.hatenablog.com
詳しくはこちらで。写真は花の斜面で取り逃がしたルリビタキです。
暗がりではありますが花の斜面の木が生えている所にも来ているようですね。園内では数が少ないものの♀を頻繁に発見するエリアもあります。 とはいえ♂は2回だけの発見なのでなかなか希少でしょう。♀を含めると総発見数は5回ですね。
こちらも報告ですがノスリも見かけます。
神奈川においてはレッドデータに登録されている貴重な猛禽類で、風の丘上空を飛んでいる場面に遭遇することが多いですね。写真では分かりませんが、実物はお腹が白く、尾が扇状に開くため分かりやすいです。
写真で控えておけば翼の先が5つに分かれるため、絞り込みやすい猛禽類です。
遭遇機会も多いツグミ。
実は冬鳥です。この時期であれば芝生の上などで頻繁に見かけますね。対面してみると道案内をしてくれるかのように気軽なステップで逃げていき、面白い鳥です。
今回紹介した子は写真の数が多くない冬鳥です。 遭遇してバッチリ写真に収める難易度が高いですが、探してみると楽しいですよ。