あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中

樹液が出る木のヒントとは? 木に残る痕から樹液を探してみよう!

樹液のパラダイス!? 虫まみれの木を探す方法


樹液の出る木を探すというのは、虫取りを始めたばかりの人にはなかなか難しいものです。

木の見分けはもちろん、木を見つけられても樹液がないということはよくあるものです。
基本的な探し方が分からない場合には次の記事を先に読むことをお勧めします。
aikawa-park.hatenablog.com

更に虫が取れる探し方を知りたい方はこの記事を読んでみてくださいね。

まずは樹液の出る理由を知るべし


樹液と言うものは人間でいう血液であり、樹液が流れるということは血が流れているのと同じようなものなのです。

実は外部からの刺激がないと樹液と言うのは出ません。
最も有名な昆虫はカミキリムシたちや蛾の仲間です。

そして現在おすすめなのがカシノナガキクイムシと言う昆虫です。 

まずはカミキリムシの痕を探してみましょう。クヌギやコナラの木を見ていると横一列に並ぶ木の皮が剥げた後が見つかることがあります。

これはシロスジカミキリが産卵した後で、後ほど樹液が流れるサインです。

クヌギやコナラを見つけても樹液が出ていないという場合これらの木を傷つけるカミキリムシがいないという可能性が高いです。



あいかわ公園ふれあい広場には、2022年もシロスジカミキリの噛み痕が見られます。ぜひ参考にしてみてください。 

木の見分けもいらない超簡単な探し方<超おススメ>

現在神奈川県全域でカシノナガキクイムシと言う昆虫がブナ科の木を枯らす「ナラ枯れ」が発生しています。

小さな虫が何千匹も1本の木に入り込み、多数の穴をあけます。 樹液はケガでしたね? つまり大量の樹液が流れる場合が多いのです。

典型的な被害の写真はこちらなのですが、小さいぶつぶつのような跡と粉のような木クズが大量に出てくるのが特徴です。これが異常な光景で、木に小麦粉をまぶしたような姿になります。

この穴全てから樹液が出る可能性があり、被害木の見分けも簡単なため、キクイムシの痕を探すのが効率よく成果をあげられます。

キクイムシ被害木の判別ポイント


穴の大きさがつまようじの先程度である

一本の木に大量に写真のような跡がある

細かい木クズが出ており、周囲に散らばっている
上記で判別するとクヌギやコナラと言った木の見分けすら必要ありません。

キクイムシの影響を「今年受けた木」は樹液がかなり発酵し、夜には虫のパラダイスになっています。





こちらは余談ですが私の住む近くの街中の公園では、キクイムシ被害が広がってからクワガタが著しく増加し、1本の木が樹液のマンションのようになっている場所もあります。1本の木にコクワが十数匹、ノコギリが5ペアも6ペアもつき、樹液に集まる蛾たちが舞い踊る図鑑のような光景を見ることもあります。
恐らくここ1,2年は甲虫採集にいいタイミングだと思うので、興味のある方は記事を参考にして探してみましょう。

より詳しく知りたい熱意のある方は、あいかわ公園自然観察ガイドまでお尋ねください。