あまりに大きすぎるカミキリムシ
夕方の人気が減ってきた公園では、気の早い虫たちが樹液に集まってきていることがあります。
タイミングよく居合わせたようで大型のカミキリムシに遭遇することができました。最近はあまり見かけなくなった種類です。
縦にも横にも驚くほどの大きさです。
間違いなく今年であった中では一番大きなカミキリムシですね。
背中に入る白色の筋模様が特徴的なシロスジカミキリと言うカミキリムシの仲間です。樹液で夜に虫取りをしたことがある方は結構見かけたことがあるのではないでしょうか。
初めて見かけた方は確実にその大きさに驚きます。大人の一指し指程の縦幅と横幅があります。
こちらがサイズの比較ですが遠近法で指を大きく見せたりしているわけではありません。
このシロスジカミキリは日本のカミキリの中でも最大クラスの大きさで、同じく園内で見られるクワカミキリやミヤマカミキリと並ぶ巨大種なのです。
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これだけ大きなサイズなので口もめちゃくちゃです。捕まえた虫網の底をかじり、脱走しようとしていました!
夏の暑さに負けないようにサングラスをかけているような姿にも見えますね。
シロスジカミキリはミヤマカミキリやウスバカミキリとは違い口が下を向くタイプです。なので掴むときには安心感があります。これだけの大きさだと恐怖感もありますけれどもね。
そしてこのシロスジカミキリは虫取りをする上では欠かせない樹液を出してくれる貴重な存在です。イ
ベントに参加された方には木をカミキリムシが傷つけるという話とその跡を見せました。ちょうどこのような感じです。
シロスジカミキリはこのように横一列に噛みながら木に産卵するので恐らくこの跡もシロスジカミキリの仕業かと思われます。
このように開いた穴から樹液がにじみ、そこをハチやカナブンなどが広げることで樹液に集まる虫たちが集まります。
シロスジカミキリのいない環境では樹液も見つかりにくいため、雑木林にいなくてはならない存在なのです。
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