春が近づき、誰もが知っているあの植物も咲き始めました。今日は知っているようで知らない植物の世界をお伝えします。
名前を知らない人はいないのではないかと疑いたくなってしまう超有名植物のタンポポです。
今年すでに見た方も多いのではないでしょうか。
では、身近なタンポポには種類があるということはご存じでしたか?有名なのは日本のタンポポ(カントウタンポポ)と外国のタンポポ(セイヨウタンポポ)です。
写真の物は一体どちらなのでしょう? 実は簡単に見分ける方法があります。(カントウとセイヨウのミックスもあるため目安とお考え下さい)
タンポポの花を見かけたら、花の下をのぞき込んでみましょう。花の付け根の部分が反り返っていればセイヨウタンポポで外来種の可能性が高いです。
カントウタンポポはこの部分が全く反り返りません。身近なタンポポをみつけたらひっくり返してみてください。
ところでタンポポの花はどこがご存じでしょうか?写真に写っている所ですか?具体的にはどのへんでしょう?
タンポポのこの球状の部分をお花ととらえている方は惜しいです。間違ってはいません。
タンポポの花が黄色の部分全体であるならば、タンポポの綿毛の形がおかしいと思いませんか?1つの花からたくさんのタネができてしまってますね。
実はタンポポの花というのはこの小さな花の集合体なんです。破片じゃありませんよ! よく見てみてください。1枚の花にちゃんとおしべめしべがついています。この花の集合体なのでたんぽぽのタネは丸い形になるのです。
キク科の植物の多くはこのような集合した花をつけます。外で見つけることがあったらちぎって確認してみてくださいね。
タンポポの裏側をひっくり返しながら歩いているとついに見つけました!
タンポポの外国人たちの中から日本人を見つけることに成功しました。 ほとんどがセイヨウなので、カントウタンポポを見つけると嬉しくなりますよ。
挑戦してみてくださいね!