先日お見せしたエリアを引き続き散策します。
水路の右端にある道を通って写真中央の竹やぶへ向かいます。
途中足元を見ると なにやらこのような環境ではあまりみかけない植物が生えていました。
モミジガサと思われますが、こんなところで出会えるとは思いませんでした。シドケという名で山菜として有名な植物です。ヤブレガサに非常に似ていますがお友達です。こちらが森のわたり橋付近のヤブレガサです。似ていますね。
モミジガサは葉がモミジに似ていますね。
薄暗い水辺に見られる植物も出てきました。ミカンの仲間のコクサギです。匂いはミカンの青臭さをつめこんだような香りがします。葉をちぎらなくとも近づくだけで香るので強烈ですね。この葉の面白い所は葉が右に2つ左に2つと順に並ぶところです。このような並びをコクサギ型葉序と呼びますが、その代表です。
葉の並び順が見えるでしょうか?面白い形ですね。
竹や普通の木などの背丈が高い木の足元では、太陽の光が届かずに薄暗くじめじめしています。今の季節はそのような場所にホウチャクソウなどを中心としたユリの仲間が数多くみられます。ホウチャクソウは茎が枝分かれするため分かりやすいですね。見た目が神社につるされる鈴(ホウチャク)に似ているのです。ぷらっとぶら下がるようすはとてもそっくりです。
このようにかわいい花ですが、有毒植物なので誤って口に入れないように気をつけましょう。
蕾のように見えるかもしれませんが、下から覗いてみればこのようにしっかりとお花になっています。森のわたり橋より奥側のスギ林エリアでも十分に見ることができますので興味のある方は歩きながら探してみてください。