寒い季節に終わりをつげたため、あいかわ公園の壁を訪れる蛾の数も減りました。
それでも見ているとやはり数匹止まっているようなことがあります。この前は変わった形の蛾を発見しました。
このような体高のある蛾はシャチホコガの仲間であることが多いです。
幼虫がシャチホコのように反り返るものがいます。
その中でも結構特徴がある種類がこのオオエグリシャチホコです。名前がとても強そうですね。
シャチホコガの仲間には毒はありません。ですので当然ながら手にのせてみました。
寒い日だったのでほとんど動きません。
しかしこのオオエグリシャチホコは止まっているときと動いているときで姿かたちが全く異なるようです。
止まっているとブロック状のような蛾とは思えないような形をしていますよね。そこでつついて刺激を与え、歩かせてみました。
歩かせてみるとしっかりと蛾と思えるような形をしていますね。
止まっているときには大きな触角を隠しているだけでなく、どうやら大きなおなかも隠していたようです。
羽の形が落葉のような模様をしています。木の皮との色にも似ていますね!この状態で止まっていたら気づけなさそうです。
身近なシャチホコ蛾の仲間では夏の終わりに出る桜毛虫ことモンクロシャチホコが最も身近でしょう。
蛾の姿は見たことが無くても幼虫を見たことが多い方はたくさんいると思います。名前の由来は幼虫の時にしか見られないため、ぜひシャチホコのような面白い形のシャチホコガを探してみてくださいね。