春に白い美しい花をつけそれから1月ほどたつとそこにはおいしそうなイチゴが実ります。どこかで一度くらいは見たことがあるのではないでしょうか?
こんな実です。
こちらはクサイチゴというバラ科の植物の実で、食べることができます。見た目もおいしそうですよね。
このクサイチゴはおいしいだろうと推測できます。なぜだと思いますか?
日当たりがよく栄養をたっぷり蓄えているからです。あくまで経験則なので一概には言えません(笑)
当たりにはしっかりと甘みがありおいしいのですが、外れるとひどいのです。その辺の草をかじったような青臭さがあります。野イチゴはジャムなどにすると見た目よし味よしの物が作れますよ。
野で見つけると最もうれしいのがこのイチゴです。
個人的には酸味のあるラズベリーなどの流通しているベリーよりもこのモミジイチゴの方が圧倒的においしいと感じます。もちろん当たりはずれはあるのですが、基本的には甘みが強くほんのり酸味があり、少し大きい果肉がプチプチと弾ける食感が楽しめます。多くの場合結構大きめの果実をつけるため、1口でもうれしさが味わえます。小さい蟻がくっついている可能性が高いので注意しましょう。ちなみにアリはギ酸を持つので酸味があるとされています。
探すときはこのように色のくすんでいるものは避けます。たいていおいしくないです。前の写真のように透き通った色合いのものにしましょう。
野イチゴの仲間は種類がいくつかありますが、もし探す場合は実だけを見るのではなく、しっかりと葉の形なども調べてから採取することをお勧めします。
興味のある方はこれからの季節にクワ や ヤマモモが旬を迎えるのでそれも調べてみてくださいね!
あいかわ公園 山野草図鑑
5/13日 あいかわ公園山野草図鑑 白色の花にエゴノキ、ハクウンボク、ドクダミ、ヒトリシズカ、フタリシズカ その他色にコバンソウ、赤色にヒメスイバを追加しました。 公園で見られる植物を色ごとに紹介しています。現在はパソコンだとカテゴリー分けが分かりやすいです。