毛虫やシャクトリムシなど様々な幼虫が出てきています。以前の記事でも紹介しましたが毛虫の多くには実は毒がありません。
今日は毒のある毛虫クイズに挑戦してみましょう。皆様はどの毛虫に触りたいですか?(笑)
3択で行きましょう。
エントリーナンバー一番
メタリックオレンジの色合いとグレーの色合いが目立つマイマイガです。成長途中はこのように派手な色合いをしていますが、最終的にはグレーの7cm程の幼虫になります。とても大きいので初めて見ると驚くでしょう。色々な葉を食べます。
エントリーナンバー二番
光沢はないもののオレンジ色と水色でアピールしているオビカレハです。
縦に入る線がいかにもカラーコーンのようで目立ちますね。オビカレハは大人になるとバラバラで行動しますが、小さい時は集団で行動します。桜の葉を食べます。
エントリーナンバー三番
黒とグレーのシックな色合いに並ぶ赤い点が特徴的なヨツボシホソバです。
あいかわ公園のブナ科の木に今年はたくさんいます。大人になると細長い白い体をしており、調べるときっと「あ~あの蛾か~」と思い浮かぶ蛾だと思います。
この中の内毒があるのは1種類なのですが皆様はどの2匹に触りたいですか?イメージで触ってみましょう。
実は毒があるのは
ヨツボシホソバでした。意外に思えるかもしれませんが派手だったマイマイガとオビカレハには毒がありません。
具体的にはマイマイガは卵からかえったばかりの時にだけ毒があります。それぞれドクガ科、カレハガ科と毒を持つものが多い種類なのですが見た目の通りではないということですね。その見た目から分かりやすい種類でもあります。
ヨツボシホソバには注意が必要です。色合いが樹皮に似ているため今の季節にうっかり触れてしまう可能性があります。
触るのであれば私のおすすめはマイマイガですね。
顔の模様が映せていませんが、NHKのマスコットイモムシことニャッキ!のイモムシに非常に似ています(毛はないですが)
色合いもそのままぬいぐるみにできそうな目立つ色合いですし手にのせてみるとやはりかわいいですよ。
体温が高いと露骨に手に乗ったりするのを嫌がったり、実はバック走行が出来たりもします。そんな実験を掌でやってみるのも今の季節ならではで面白いですね。
当然ながら毛虫に触れるのは種類を判断できる知識が必要となりますので自信のない方は避けておくのが無難です。興味のある方はコロナウイルス収束後にぜひあいかわ公園のイベントで触れあいましょう。
毒がありそうで実はない毛虫の記事はこちら。
aikawa-park.hatenablog.com
他にも興味のある方は↓のカテゴリーより虫の黒三角を押して蝶や蛾の記事を探すと読むことができます。
あいかわ公園 山野草図鑑
山野草図鑑 白色の花にハコネウツギ、ガマズミを追加しました。
また、図鑑にコラム「葉の形」を追加しました。公園で見られる植物を題材に身近で見られる基本的な植物の葉の形を紹介しています。植物観察にお役立てください。
あいかわ公園 ツツジの図鑑
ツツジ図鑑にカルミアのサラ、レッド、キャンディを追加しました。