あいかわ公園では外来種の植物がよく見られます。
その辺で見られるためもはや外来種として見られていない種類も多いと思いますが知っておくと少し得した気分になります。
今日は身近なアザミの仲間の外来種を見てみましょう。
アザミは非常に特徴的な花をしており、すぐにわかります。初夏のあいかわ公園ではノアザミが良く咲いていました。
ノアザミは春咲きのアザミで、キツネアザミと並んで見られる春のアザミです。
可愛いですね。 では今日紹介するアザミも見てみましょう。その名もアメリカオニアザミです。既に強そうな予感がします!
まるでブラシのような詰まり具合ですね。しかし花はなかなか可愛らしく、名前に対して負けてしまっているような印象を受けます。
ところでこのアメリカオニアザミですが、どのくらいの大きさをしていると思いますか?前の写真のノアザミは40cm位の大きさです。
私の背丈より低い位だったので1mちょい位でしょうか。このアザミはめちゃくちゃ大きいのです!ちなみに映っている細い葉はススキなので勘違いしないよう気を付けてください。
紫色の花がまだついていますのでそれをたどると葉にたどり着けます。
そして恐ろしい特徴がこの葉に見られます。少し見てみましょう。
茎と葉には非常に鋭いトゲがたくさん生えています。
トゲは非常に長く、これまで紹介してきたとげのある植物とは比較できないほどの長さです。さらに固いので動物にも食べられないというなかなかの凶悪さを持っています。
花の周りにもばっちりとトゲがあります。アザミ仲間は、花の付け根の部分を総苞(そうほう)と呼び、基本チクチクしています。(ノアザミの花の下のブロック状の部分です)アメリカオニアザミでは比較しても明らかに長く鋭いですよね。島国と大陸の植物の強さの違いが出ています。
アザミの仲間にはトゲが度々見られるのですが、アメリカオニアザミのトゲは一回り以上危険ですね。あいかわ公園では冒険広場の道路沿いでしか見かけていませんが、うっかりこの辺で転んだりしないように気をつけましょう。 想像しただけで恐ろしいですね。