大人気なミンミンゼミ
セミの仲間を1匹イメージしてくださいと質問されたなら、皆様は何ゼミを思い浮かべますか?
多くの人はよく見かける茶色い翅のアブラゼミを想像するのではないかと思います。透明な翅のセミというのはちょっと珍しい印象ですよね。
緑色と黒という樹木そっくりの色合いをしたセミが今回のテーマのミンミンゼミです。大型のセミで鳴き声はミーンミーンとまさに日本の夏らしい声をしています。声とは裏腹に爽やかな見た目をしているんですね。
セミたちの声を聴くと夏が来たなぁと思うはずです。しかし最近ではその姿を間近で見る機会も減っているのではないでしょうか?
近くでまじまじと眺めてみると中々にユニークな姿をした虫ですよね。私も最近セミたちの可愛さに気づいてしまいました。この止まっていながら何を考えているのかわからないポーズが好きです。
裏返してみました。ミンミンゼミの裏側はこのような姿をしています。
カメムシの仲間なのでやはり大きな針状の口吻(こうふん)が目立ちます。
基本的には樹木に突き立てる物なのですが、喉が渇いているのか腹が減っているのか条件が悪いと人の肌にも刺します。一応注意が必要です。
この透明な翅を求めて虫取りをしている子たちも多いです。茶色いアブラゼミばかり見かけることが多いので、たまに混じっている透明な翅のセミが希少なんですよね。身近で見れてちょっと簡単には捕まえられないミンミンゼミは今も子供たちの虫取りの入門として最適な虫なんでしょう。