あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

植物の花の時と今の姿を見比べてみよう

植物と言えば花を想像する方は多いでしょう。しかしものによっては花の期間はとても短く、残りの期間を葉っぱで過ごすようなものも珍しくありません。そこで身近な植物を例にとって彼らの花の時の姿と今の姿を見比べてみましょう。皆様の近くの植込みや、なんてことない場所に生えているあのお花たちが、今どんな姿をしているか知っていますか?
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今日の会場はこちらです。どこにでもある、いつでも見ることができるような見知った顔たちがたくさんいます。私も実は山の中でしか見られない植物よりもいつでも会える彼らの方がなじみ深く好きです。
今から次の春にかけて植物はロゼットと呼ばれる姿をするものがいます。これは葉をバラの花のように広げることで効率よく冬の太陽光を浴びるための戦略です。ちょうどこのような姿ですね。
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実はこの植物は誰もが見たことのあるあの有名な植物なのですが、花がないだけで全然分からないのではないかと思います。深い根を掘り起こして刻んでコーヒーを作ったり、葉を茹でれば苦味は強いものの食べられなくはないあの黄色い花です。
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皆様ご存じのタンポポですね。タンポポは長い間花が見られますが、それでも分からなかった方は多いと思います。葉にまで興味を持つ人は少ないと思いますが、知っておくと草を眺めるだけでいくらでも時間が過ごせますよ。
次はこちらです。
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背丈を10cmと仮定した場合、この植物の花の時期と比べると今の大きさは1/20ほどしかありません。夏に紹介した超巨大植物もいまやこの可愛いサイズなのです。とはいえ他の植物に比べるとこの状態でもかなり大きいですけれどね。
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これが夏場に2m程の巨大な姿を見せてくれるビロードモウズイカです。姿はだいぶ違いますが、地上にのみ見える葉になんとなく夏の時の雰囲気が見られませんか? 葉の質感や大きさと言うのはそこまで変わるものではないので、花以外にも特徴となるポイントを押さえておくと見分けるときに役立ちます。