あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

春だけ見られるムラサキケマン

身近にある植物達を意識することと言うのはあまりありませんよね。
植物の中には特定の季節にのみ姿を現す種類がいます。
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3月の中旬頃だったでしょうか。ふと目を凝らすとムラサキケマンが咲く直前のものにでくわしました。
この写真を見れば「ああ、道端なんかで見たことのある植物だな」と思った方も多いことでしょう。
実際に春の時期であれば林の方で普通に見られる種類です。
春の咲く花の中にはムラサキケマンのように細長い形をしたものが多いです。これは花を訪れる虫と関係しています。
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日当たりの良い所を歩いていると、空中に止まったかのように静止しているビロードツリアブと言う虫を見ることができます。もこもこで可愛いですね。
この虫はとても長い口を持っており、スミレや今回のムラサキケマンなどの長い花でも蜜を吸うことができる虫です。この虫も春にだけ現れるのが面白い所ですよね。特定の虫に効率よく蜜を与え、花粉を運んでもらう花と特殊な長い口を持った虫が同じ時期に出るというのは不思議だと感じませんか?

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咲いた時の花の姿を見せていませんでしたね。花が咲くとこのように口が下向きで逆立ちした姿になります。
分かりやすい花の形なのでこの仲間は花が咲いていれば仲間同士が分かりやすいですね。園内にはありませんが黄色の花があったり、青色があったりします。

そして植物との関りで忘れてはいけないのが利用する虫たちですね!このムラサキケマンにはウスバシロチョウと言うアゲハチョウの仲間が付きます。
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モンシロチョウの仲間かと思いがちですが、アゲハなんですね。最近では数を減らしている種類なのでたくさんは見つかりませんが、園内では5月頃に見つかることがあるようです。

こうしてビロードツリアブやウスバシロチョウなどが春の間に利用し、夏の間はムラサキケマンは姿を消します。当然ビロードツリアブやウスバシロチョウも春以外見られません。
そして翌年の冬頃から小さな葉を出して春に花を咲かせるというのを繰り返しています。生き物と植物の関係と言うのは不思議ですね。