明かりの下で見つかりやすいカナブンの仲間
園内の樹液散策をしていると木の根元にカナブンではないコガネムシの仲間を発見しました。
粉をまぶしたような印象のある甲虫だったのでコフキコガネかオオフキコガネではないかと思うのですが、どうでしょう?
体の色が黄色系と明るい分、他の甲虫では目立たない目の部分が非常に目立ちます。
こんなに可愛い目をしていたんですね。
種類はコフキコガネの仲間としておきますが、全身を見て分かるように粉がまぶされたように見えます。
ちょうどこの前の記事で木クズの話が出ましたよね。
質感がまさに小麦粉をまぶしたかのようなさらさら感があるんです。癖になりますよ。
このコフキコガネの仲間は触角も大きく、更に面白い特徴があるんです。
触覚が櫛のようにぶわっと広がるんですよね。まつ毛のようで可愛らしくないでしょうか?
そしてお腹の方にはすべすべの動物のような毛が生えています。金色の毛は分かりやすい特徴の1つですね。
この毛の色は似たオオフキコガネと見分けるポイントのようですが、オオフキコガネを捕まえたことがないのでちょっとわかりません。
毛を持つ甲虫は多数おり、金色の毛はミヤマクワガタなどにも見られる特徴の1つです。
足のつま先には甲虫でおなじみの爪が生えています。
パワーはカブトムシなどには遠く及びませんが、手にのせても痛くはないので、甲虫に抵抗がある人が最初に手を出すのにおススメですね。
おしっこをかけられることがあるので気を付けましょう。
おっと、全体を見ていませんでしたね。
なんというかファンシーな感じですよね。枕とかにそのまま使えそうなデザインをしています。他のカナブンではあまり見られないユニークな姿ですね。
今の時期に夜明けの外灯の下などを見てみれば潰れていたり、鳥に食われた明るい黄土色の翅を見かける機会があると思います。
そんな時にはコフキコガネの仲間かなと考えてみてください。
同じくマンションなどでよく見かけるカナブンの仲間 シロテンハナムグリはこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com
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