あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

顎が前を向くカミキリ(ウスバカミキリ)と下を向くカミキリ(クワカミキリ)

夏の樹液に集まる昆虫の中でも外れ扱いされてしまいがちなのがカミキリムシです。しかしじっくりと見てみるとなかなかにかわいい子達もいますよ。中には恐ろしい子達もいます(笑)今日紹介するのは触るときには要注意のカミキリムシです。
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こちらが本日紹介したいウスバカミキリと言うカミキリムシです。とにかく攻撃的で気性の荒い昆虫なので外で見つけた時には要注意です。
近づく者たちをどんどん攻撃する見ていても少し怖い昆虫です。
特徴と言えばこの部分があげられるでしょうか?
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カミキリムシの仲間の中には顎が前に出る種類がいます。ノコギリカミキリなどの仲間に見られる特徴なのですが分かりやすい特徴ですよね。目が上側を向いているのも分かりやすいです。
少し比較してみましょう。
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以前紹介したクワカミキリです。目が前を向いており、顎は下に向いていますね。身近で見かけるカミキリはこっちのタイプが多いと思います。顎が下を向いているのでつかんだ時にもあまり噛まれる心配がないと思っています。
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改めてみてみましょう。違いが非常にわかりやすいですね!このウスバカミキリは背中付近を触ろうとすると胸から上をぐわっと持ち上げて威嚇してきます。その威圧感はなかなかのもので、カミキリムシの顎に苦手意識を持つ私はついビクッと驚かされてしまいます。 この威圧感はぜひパークセンターの虫かご内で体験して欲しいですね。本当に怖いですよ!
けんかっ早い種類なので仲間同士でも近くにいると喧嘩するそうです。なので足が欠けていたり触角がないことも多いみたいですよ。

そして!カミキリムシと言えばいたるところで見られるこの子
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やはりゴマダラカミキリですね。よく見つかっているようですがウスバカミキリと異なりこちらは臆病な子なので安心です。
ゴマダラカミキリは顎が下を向くタイプですよ。これも飼育がうまくいっていればパークセンターで見ることができます。
カミキリムシを見つけたらその子たちが何を主に食べているのかも調べてみてくださいね! きっと辺りではその子が食べる木があるはずです。

ミカンのようなものをつけた植物 コミカンソウ

夏のコンクリート沿いでやたらと目立つ植物の葉っぱがあります。派手で目立つ葉から何度か見かけたことがある方もきっと多いはずです。
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こんな感じの雰囲気で、背丈は大きいと40cm位にもなります。大きいと非常に印象に残る植物ですよ。実はこの植物の不思議は葉ではなくその葉の裏にあります。早速覗いてみましょう。
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葉の裏側にはなんともおいしそうな見た目の実がたくさんくっついています。こたつに入ってゆっくり食べたくなる果物と言えば皆様もご存じの通りミカンですよね。実はミカンそっくりですが残念ながらミカンの仲間ではありません。
以前でてきたコニシキソウたちと同じトウダイグサ科の有毒植物なので、子供たちが口に入れないよう気を付けてくださいね。
ところで、もし皆様がこの植物に名前を付けられるとしたらなんという名前を付けますか?植物は見た目の特徴が結構そのままつけられることも多いのです。
頭の中で名前を付けてみてください!




この植物の名はコミカンソウと言います。近い名前が付けられましたか?(笑)小さなミカンのような実をつける草 名前の通りですよね!
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もう一つよく見てみると葉の付け根に実が付いていますね。不規則に花を咲かせるわけではなく、葉の付け根(葉腋(ようえき))と言う部分に花を咲かせるので、このミカンのような実は必ず葉の裏に隠れるように付くことに繋がります。そこらへんに生えている植物なので探してじっくり観察してみてくださいね。
よく生えている場所には葉の雰囲気が似ている植物もあります。

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見比べてみてもなかなかにそっくりな同じ仲間のコニシキソウ(写真右)は、コンクリート近くの環境や固い地面で普通に見られます。こちらはボンドのような有毒の液体を出すのでコミカンソウを探すときに間違って触りすぎないよう気をつけましょう。
似た植物を見分けることは非常に難しいのですが、ポイントを1つずつ丁寧に見ていくのがおススメです。例えばコニシキソウであれば葉の中央には模様が入るなどです。 とみてみるとこのコニシキソウの小さいのには模様が入っていませんね(笑) 一概に型にははめられないのが植物の難しさでもあるのです。ここは慣れですね!

翅は紫?それとも黒? ♂♀で色の違うオオムラサキ

樹液に集まる昆虫を探していると辺りで何やらバサッバサッと羽音が聞こえました。鳥にしてはやけに重そうな羽音を探しているとその生き物は目の前の樹液に止まったのです。
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こちらの蝶は、図鑑などで姿を見たことはあっても実物をなかなか見ることができないオオムラサキと言う蝶です。
羽の先をもともとケガしていたのですが、網で捕まえた際に暴れまくってしまったためさらに羽が欠けてしまいました。バサバサバサとプロペラのような大きな羽音がするほど力強いはばたきのため、虫網のような狭い所に入れておくとすぐに羽にダメージが行ってしまうようです。このポイントは大きな蝶を捕まえる際の課題になりそうです。

オオムラサキと言えば名前にもあるように非常に綺麗な紫色の羽が特徴的です。♂の羽の表側には美しい紫色の世界が広がっています。
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実物を目の前で見てみるとやはり図鑑では味わえない感動がありますね~!白い丸模様が紫色の世界に星のように散りばめられているようで吸い込まれてしまいそうです!
大きさが伝わらないと思いますが大人の手の幅くらいの大きさがあります。
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ちなみにオオムラサキの外側の羽はこのような色をしています。白もしくは銀色のような非常に地味な見た目をしていますよね。野外で見つけたらオオムラサキだと分からなさそうな雰囲気をしています。でも大丈夫です! 間違いなく「ええ!?なんだこの大きさは!?」と驚かれるくらいには大きいです。雌は模様はこんな感じですが黒いのでオオムラサキだと分からないかもしれませんね(笑)
では手につかんでみようと思います...!
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今回は暴れることが分かっていたのであらかじめ密閉した室内で放し飼いのようにしての挑戦です。4回くらいは部屋の中に逃げられ、オオムラサキが飛び回る空間を堪能しました(笑)プロペラのような音が響き渡ります!
意外とぎょろりとした目をしていますね。この大きさなだけあって非常にストロー(口)も大きいです。やっぱりぬいぐるみのようで可愛いですね!そして先ほども述べたように羽を開くパワーはなかなかのものです。
そして手にのせてみました!
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手をつかむ蝶の足が力強いです。穏やかに止まる姿、優雅に羽を広げるしぐさ、目の前で見ていると樹液でスズメバチを追い払うこともあるというのも納得です。いや~感動ですね!外では絶対こんな挑戦はできません。

オオムラサキの幼虫はエノキという植物の葉を食べ、冬場には木の下にたまった落葉の裏で冬を過ごします。ですのでそのような環境がないと生きていけません。あいかわ公園のオオムラサキ保護区で冬に調べてみたところ、似た幼虫は見つかったものの、それは競合相手のアカボシゴマダラでした。
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右が頭で4個ある突起の内1つ目と3つ目が大きいのがアカボシゴマダラの特徴です。オオムラサキは突起が4つ全部大きいです。
しかしこうして樹液にいてくれたということは保護区の意味もあったということなのかもしれませんね。
遭遇するには運が必要で、あいかわ公園では滅多に出会えないとは思いますが目にする機会があれば大切に観察してあげてください。

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ケガをしてしまったのは心配ですが、飛ぶのには問題なさそうだったので元気に公園の自然の中で生きて行って欲しいですね。
私の1つの憧れであった野外でオオムラサキを手にのせて見たいという光景も実現できたので大変うれしい一日となりました。



aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
山野草図鑑 黄色にトキリマメ、ゴーヤ 赤系色にアメリカオニアザミ、ミズヒキ、ヤブガラシを追加しました。
公園で見られるお花を色から探し出せる図鑑です。ぜひこれらを利用して散歩など楽しんでください。

シダ植物の裏には? 不思議な物体ソーラス

日陰に生える植物知っていますか?

梅雨、じめじめした場所、日陰、大きな葉などなどの言葉から植物を想像したとき皆様はどんなものをイメージしますか?

このような環境で真っ先に思い浮かぶのは、シダ植物という面白い植物です。

身近で見られる一見びっくりする形のシダたちを見てみましょう。

シダっぽくないシダ植物の1種イノモトソウ

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湿り気の多い環境であれば街中の公園などでも見つかるこちらの草は実はシダ植物の仲間なのです。

生えている場所にはササのようにうっそうと茂っていることもあります。

こちらはイノモトソウの仲間で、ほかのシダたちとは異なる剣のようにとがる葉を持ちます。

遠目から見ても分かりやすい種類ですね! 

ここでシダ植物の面白いポイントの紹介です。

シダを見つけたら裏側を眺めてみよう!

こういった雰囲気の葉を見かけたら裏側を見てみましょう。
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裏側もやっぱり緑色で....と思いきや なにやら変な物体が葉っぱの裏側の端っこに張り付いています。
小さな昆虫でしょうか?


実はこれがシダ植物の胞子と呼ばれるものです。

種ではなく粉のような胞子で増えるのがシダ植物の面白い所です。

そして!種類ごとにこの胞子を貯める部分の形が違うのが面白いのです!

イノモトソウの仲間は端に張り付くような雰囲気でしたね。

ここで別の種類も見てみましょう。


ベニシダの仲間のソーラスを見てみよう

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こちらも野外で比較的よく見かけるベニシダの仲間と思われます。

恐らく多くの方が「この種類かは分からないけれどもこんな感じの雰囲気の葉は見たことがある」と感じているかと思います。
イノモトソウの仲間と同じく緑のある公園でなら見かける機会のある種類ですね。

ベニと付くのに全然赤くないと気づいた方はなかなかに鋭いですね。

その不思議は芽生えの時期、すなわち3月中旬から下旬にあります。
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このベニシダは芽生えの季節に赤みを帯びた新芽をくるくると伸ばしてくるのです!

この特徴からシダの中では分かりやすい種類と言えます。

ではこのベニシダの仲間の裏側も見てみましょう。
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今度は線状ではなくたくさんのがありますね。

シダ好きな人はこの胞子の付き方を見て種類を見分けたりもできるそうです。すごい世界ですね。

この胞子が入っている部分は、シダ植物の用語でソーラスと呼ばれます。

シダ植物をめくって「う~んこのソーラスの形は面白いなぁ」と植物の世界に浸ってみるのもおススメですよ! 

私はシダは全然わからないので雨の中で面白いソーラスを探してあいかわ公園のシダ植物位は覚えてあげたいと思います。

シダに興味の湧いた方は表と裏が逆に見えるリョウメンシダが出てくる記事も楽しめるかもしれません。
aikawa-park.hatenablog.com

クヌギとコナラを見分けてカブトムシを探そう!

夏の虫取りをするうえで欠かせないことは木の見分けです。

雑木林やあいかわ公園のような木が植えられた場所では、昆虫たちの集まるクヌギコナラを探せる知識があると虫たちに出会える可能性はグッと上がります。

なにより戦略的で楽しい虫取りになります。

あいかわ公園の広場で見られる木を中心に木々を見比べてみましょう。

まずは分かりやすいクヌギの木です。

コナラは葉だけでは分かりにくい部分もあるのでクヌギを覚えてしまうことをお勧めします。
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こちらが虫取りをする子供たちに大人気の木、クヌギのです。既にこれだけでも十分すぎるほどの特徴があります。

この葉を見て皆様はどのような印象を受けるでしょうか?

細長い葉の形、葉の端に付く白いトゲ状の物体などが有力な手掛かりとなることが多いです。



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特に葉の縁がトゲ状になるポイントと言うのは非常にわかりやすいクヌギのポイントなのでぜひ覚えて欲しいと思います。

身近な植物ではこの特徴がみられるのはの木位だと思います。

続いて少し厄介なコナラを見てみましょう。

コナラの葉はこちら
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どうでしょうか?先ほどのクヌギと比べるとこれだ!という特徴がないということが分かるかと思います。

葉の形や縁に注目してみると分かるのですが。

クヌギほどではないにせよ分かりやすいポイントとして葉の縁を紹介していきます。
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コナラの縁は押し寄せる波のようになっています。
もしくは炎の様と私は言うことがありますね。

フック状といいますかかぎ状になっているのです。そのため、葉を下から見上げると葉の縁がゆがんだような形をしています。

ここでもう1つ甲虫の好きな木を見分ける方法ですが、思い切って樹皮(木の幹)を見てみるのもおススメです。
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見ての通りクヌギは黒い色をしたゴツゴツの樹皮をしています。

写真では少し分かりにくいので比較はしませんが、コナラの場合白っぽいものが多いです。(必ずは当てはまりません)

ゴツゴツの雰囲気も参考になるのでふれあい広場で見比べてみてくださいね!

特にあいかわ公園であれば広場に植えられている木はつるつる2種(イヌシデ、エノキ)

ゴツゴツ2種(クヌギ、コナラ)であるため、樹皮で判断するのは結構有効だと思います。

ただし! 色々な場所で虫取りをしたいのであればこの夏に向けて木毎の見分けるポイントを覚えてしまうことをお勧めします。

木を覚えたなら樹液の出る木の探し方も学んでしまいましょう↓
aikawa-park.hatenablog.com
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オニドコロとヤマノイモ、毒と食用を見分けるポイント

夏と言えばフェンスなどに絡みついたつる植物が目に入る季節ですよね!そんなマニアックな夏のイメージを持つ方はあまりいないとは思いますが、実際つる植物と言うものは今の季節とても元気にのびのびと成長しています。
中には食べられる者たちもいるのです!超人気な高級食材が身近に生えていたりするのですよ。
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葉で分かるあなたは山菜好きな方でしょう。そしてそうでない方も頭の片隅に何か見たことのある葉だなと想像していただければ嬉しいです。
こちらは自然薯(じねんじょ)で有名なヤマノイモと言う植物です。地域によっては名産品ですよね。山菜としても非常に人気が高く、根を掘る1月頃になるとヤマノイモが見られる場所で人が侵入した跡が見られたりします。葉にも特徴があるため非常に分かりやすいですよね。
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こちらの葉っぱは丸っとしていて栄養がたくさんありそうな雰囲気ですね。これだけ葉が大きければさぞ根っこに栄養が蓄えられていることでしょう。と思ったところで実は要注意ポイントです。こちらの写真は有毒植物のオニドコロと言う植物なのです。
写真を見て一枚目と2枚目で違和感を覚えましたか?よく見ると葉の雰囲気が結構違います。
ヤマノイモの葉は細長く、オニドコロの葉は横幅がたくさんありますね!
葉の雰囲気でばっちり判断できそうだという自信が湧いてきたならこちらの写真を見てみましょう。
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こちらの植物はいったいヤマノイモとオニドコロのどちらだと思いますか?



正解はオニドコロです。葉の雰囲気がつかめてきたでしょうか。 しかしなかなかに似ているので怖い部分もありますよね。そんな時は実物を見て茎の部分に注目してみましょう!

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左がオニドコロ 右がヤマノイモです。明確な違いが見られます。一体どこでしょうか?



きっと気づいてもらえたかと思いますが葉の付き方が茎(つる)に対して互生(ごせい(互い違いに生える))のがオニドコロです。見てみると片側に1本しかついていませんよね。一方で対生(たいせい(左右両方に出る))のがヤマノイモと言う違いがあります。ヤマノイモと毒草で困ったときに活用してくださいね。ただし、芽生えの小さい時はヤマノイモも互生なので小さい時には注意が必要です。
秋のうちにヤマノイモを見つけておいて冬場に芋ほりに挑戦してみてはいかがでしょうか? 人の敷地に勝手に入ったりしないよう気を付けて楽しんでくださいね!

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山野草図鑑 黄色にトキリマメ、ゴーヤ 赤系色にアメリカオニアザミ、ミズヒキ、ヤブガラシを追加しました。
公園で見られるお花を色から探し出せる図鑑です。ぜひこれらを利用して散歩など楽しんでください。

色々な生き物がいるあいかわ公園

あいかわ公園では今の季節とてもたくさんの生き物が見られます。最近遭遇して記事に出来なさそうな生き物を今日は紹介していきたいと思います。
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蝶は写真を撮りづらいのでなかなか記事にできないんですよね(笑)写真は今の季節にあいかわ公園でよく見られるムラサキシジミと言う蝶です。都市部でよく見られる白いシジミチョウとは雰囲気が違いますね。紫の名の通り羽を広げると表側には綺麗なアメジストのような色合いを見ることができます。残念ながら開いた写真がありません。ぜひ実際に捕まえて確認して欲しいと思います。羽のお尻側付近がちょこっと飛び出ていればムラサキツバメと言うこれまた人気のちょうちょですよ。

続いてはアオダイショウです。これまで3カ所で見かけていたのですが、新しく4カ所目を発見しました。恐らくふれあい広場の沢沿い付近のどこかに潜んでいると思われます。
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つい最近の自然観察ガイドのイベント中に発見しました。小型なので捕まえてしまいましたが皆様は真似しないようにしましょう。アオダイショウは基本的にはおとなしいですが、つかんだりすると攻撃してきます。人間が大きいのでそれにつかまれるとびっくりしてしまうのです。園内では晴の日に見かけることが多いですが遭遇したらラッキーくらいに考えておきましょう。見分け方の1つに目の中の部分の形があります。写真中のヘビの目に注目してみてください。人の目でいう黒目の部分が丸くなっていればマムシではありません。

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梅雨と言えばカタツムリやなめくじですよね。公園の木などではなめくじが見られるのですが、彼らはいったい何を食べるのでしょうか?
私は特定のキノコを採ることがあるのですが、その時に厄介なのがなめくじです。キノコを食べてしまうんです。
写真は以前紹介した毒キノコ、タマゴテングタケモドキ(予想)ですが遠慮なくバクバク食べてしまっています。翌日には傘の部分はすべて食べられていました。
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なめくじがキノコを食べることによって、キノコの判別ポイントが消えることがあります。なので要注意なのです。ちなみに迷信として虫やなめくじが食べるキノコは大丈夫と言うものがありますが、彼らは猛毒キノコも平気で食べるため信じないようにしましょう。

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山野草図鑑 白色の花にアメリイヌホオズキ、ワルナスビ 赤系の花にヒメヒオウギズイセンを追加しました。