植物の種の形知っていますか?
夏の終わりごろから秋にかけてはたくさんの植物が種をつける時期です。
名前が分からなくともユニークな形の種をつける植物は多いので、集めてみてはいかがでしょうか?
まずはおなじみのあの植物です。
やはり種と言えばこれは欠かせません。甲虫の木ことコナラのどんぐりです。
どんぐりを思い浮かべてくださいと言われればこの細長い形を思い浮かべる方はとても多いでしょう。帽子がスポンジのようにぼつぼつ状になっているのがポイントです。
細長いドングリではカシの仲間やシイの仲間などがあるのですが、カシの仲間は帽子に横線が入るという分かりやすい違いがあります。
こちらはアラカシと言うドングリの仲間です。帽子に注目しながらアラカシとコナラの違いを見比べてみてください。
帽子が違えば種類が違うということで分かりやすいですね。
せっかくなので時期的にいい種も紹介します。
こちらはイノコヅチと言う植物で、林縁などに普通に見られる植物です。
種の先がケバケバしていたり、写真の上と下で種の傾きが違っていたり色々な気づきがありますね。
イノコヅチは花の後のタイミングによって種の形が変わっていくのです。
最終的には茎にびっちりと張り付きます。
種に注目すると針状の物が外側を向いていますね。
これを利用して動物の毛などに刺さり、新天地を目指すというとても賢い植物です。
こんな感じの赤い実も人々の目を引く不思議な木のみです。
この植物は魚でもおなじみのゴンズイと言うもので、赤い果実と黒い実でやたらと目立つ種です。
冒険の森の上の方にあるものが見やすいですね。
赤い実の多くは鳥に食べてもらうことを目的としているのですが、ゴンズイが食べられているのは目にしません。
その独特の臭いにおいから好かれないのでしょうね。
アブラムシには大人気で、枝をゆすったりするとすごい量のアブラムシが落ちてくるので気を付けましょう。
今日紹介した種はほんのわずかですが、植物の種はこれほどまでに全然違います。これから秋にかけてぜひ皆様もタネ探しをしてみてください。